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ガジノへGO 潜入編

セイ「ソルトッ!キイちゃんはどこに!?」

一気に鼓動が速くなる、これは・・・・一大事だ

ソルト「目を離してるうちに・・・・」

場所は分からないのか・・・・・こうなった目撃情報をっ・・・

ルージュ「?なにこれ・・・・。」

ルージュが何か見つけたみたいだ・・・・これは・・・氷?

なんでこんなところに氷が?よく見ると、あっちにも落ちてる・・・

ロキ「そうか・・・・捕まりながらも目印を残しておいてくれたんだな。」

なるほど!この氷をたどれば場所が分かる!

・・・・できれば溶けてしまう氷にしないでほしい。

セイ「と、溶ける前に早く行こう!キイちゃんがしんぱ・・・」

誰もいない。

お約束の展開だね・・・

って、こんなこと考えてられない!氷が溶ける!

うぅ・・・全然ロキ達の姿が見えない・・・・足早いよぉ・・・



<町はずれ・ユイヤ森>



人気のない静かな森。

その中を、エンジンの音で響き渡らせる物が突き進む。

ロキ「氷が溶けかけてきてるぞ、スピードをあげろ。」

ルージュ「さすが発明家ね、楽々~」

ソルト「・・・・・・。」

セイが独り言を呟いてるあの短時間で3人用移動車を作ったソルト、さすが発明家だ。

ロキは氷を逃さず見ている。いつ途切れるか分からないので慎重だ。

すると、3人の前に【隠れ家】と書かれた家が見えてくる。

ロキ「・・・・・あそこだろう。」

バレバレすぎる、一体どこのバカが作ったんだ。

車から降りて、辺りを調べる。どこからどう見ても普通の家だ・・・

ルージュ「ねぇ、ちょっと騒がしくない?」

ルージュが壁を壊し、中を覗いている。なんて大胆な。

暗闇に一つのスポットライト。その中心に一人の男がトランプを持っている。

ソルト「・・・・・カジノ?」

ソルトの言うとおり、他にもルーレットや、ソロットなんかもある。

さっきの街にもカジノはあった・・・ココは・・・違うみたいだ。

ロキ「見てみろ・・・」

ロキが真剣な目をして、奥に鎖で繋げられている少女たちを指さす。

そう、ココは裏カジノ。

金を儲けるだけではなく、人身売買もしているようだ。

ルージュ「あっ、あれ魔法使いじゃない!?」

中心にある、商品の目玉、と書かれてある台の上に縄で身動きが取れない今にも泣きそうな、キイの姿があった。

セイがいたら喜んで参加しそうな商品・・・目玉といえるのは当然だろう。

キイぐらいの幼さだと、しつけはいくらでもできる。

自分用の動く少女メイド、そう言える。

ロキ「くっ・・・こうなったら乗り込むぞ!」

穴のあいた壁を蹴り壊そうとする。

ソルト「待て・・・・ココは勝負で取り返す。」

勝負・・・賭けあいか・・・・?

暴力的に取り返さず、知恵で取り返す。

でも・・・この面子でそんな力があるのだろうか。

ルージュ「私がいるから任せて!」

壁を蹴り壊し、中に入って行くルージュ。

彼女はさっき負けていたはずなのに・・・



一方セイは・・・


うぅ・・・・暗いよ怖いよ静かだよ・・・氷もなくなっちゃったし、一体どうすれば?

手がかりもなく、うろついているセイ。

すると、セイの背後から車のエンジンらしき音が聞こえてくる。

セイ「・・・・ん?あれって・・・まさかキイちゃんを連れ攫った奴ら!?」

これはチャンスだ!

木に登り、車が通り過ぎた後上に飛び乗る。

運転手「ん?今何か音が・・・・ま、いいか。」

セイ「ふぃー・・・危ない危ない、滑って落ちるところだった。」

とにかく、このまま乗って行こう。多分向かってる、うん。

あれ・・・でもロキ達は徒歩で向かってるんだよね・・・・じゃあ追いつけるかも!?

いやいや、追い越してやろう。何時も僕をおいていく罰だよ、うん。

キキッ、と車が止まる。あれ?ついた?・・・もうついてるのか。

ヒョイッと車から降り、【隠れ家】とかいてある家を見る。

・・・・・隠れ家?バレバレだよね。

この家、壁に穴あいてるんですけど。

まったく、どこなバカが穴開けたんだろ・・・

ま、気にしないで中に入ろう。気づかれないように・・・そっとドアを開けて・・・

静かにドアを開ける。

よし・・・ばれてない、潜入成功!

それにしても暗いなぁ・・・あ、でも光が・・・ってあれ、キイちゃん!?なんであんな姿に!?

目玉商品・・・まじで?いくら・・・じゃなくて!見つけたキイちゃん!さっそく助けよう。

力強く、一歩足を出す。

ギュムッ

鈍い音。なんか踏んだ・・・・

その瞬間、パッ!と明るくなる。

ココは・・・・カジノ!?なんでこんなところに・・・・

ロキ「踏むな・・・・」

うわぁ!地面がしゃべっ・・・・あ、ロキか。

セイ「ってロキ!?なんで寝そべってんの!?キイちゃん助けようよ!」

ソルト「・・・無理だった・・・。」

力が入ってない声で、ソルトが横で寝そべっている。

一体何が・・・・

ルージュ「うっ・・・・私の・・負け・・・」

ドサッ!と上からルージュが降ってくる。

セイ「危なっ!」

避ける。

ルージュ「な・・・なんで避けるのよ・・・」

セイ「反射的に・・・ってどうしたの!?」

なんで上から?

疑問に思い、上を見上げる。

そこには、ロキ達をあざ笑うように見ている男の姿があった。

???「俺を楽しませるヤツはいねぇのか!この雑魚ども!」

楽しませる・・・?

セイ「なんだお前は!」

キショウ「ん・・・・?お前たちの仲間か?俺はキショウ!この国一番の強運ハッピー者さ!」

・・・・仲間だよね、うん。

というか、一番の運の持ち主だって・・・・?

キショウ「いいだろう!上がってこい!」

上へとつながる階段が目の前に現れる。

あの・・・何がいいのかわかりません。

とりあえず行ってみよう、何が起こったか気になるし・・・・

ロキ「お前には無理だ・・・・!にげろ・・・」

セイ「んな!?」

カチンときた。

何が無理か知らないけど、ロキ達にできない事は僕がやってやる!アピール!そう!

僕の足を掴んでいる、ロキの手を無理やり離して上へ進む。

いようし!僕の力を見せてやる!


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