おいてかれる
【レストラン:アルビデェェ】
ロキ「おーっす、連れてきたぞ。」
え?皆、僕ほっといて飯食べているの?
ルージュ「別に連れてこなくて良かったのに。」
そして、僕を勇者として見られてない発言。
肉しか食べてない、格闘系女。ルージュ・メトーレ
多分、僕の仲間の中で一番強いと思う。(いろんな意味で)
セイ「そ、そんあこと言わないで、一応僕リーダーだし・・・・。」
よし!ここで僕が、一番偉いということを示さないと・・・・・
ソルト「・・・・・・・・・そうだったんだ。」
あれー?今頃ですかー?
ご飯を食べずに、栄養ドリンク(200円)ばかり飲んでいる。僕の仲間の一人。
発明家、ソルト・グリーン。そういえば・・・数回しかまだ話してない気がする、と思うほどしゃべらない人。
セイ「ソ・・・ソルトも何か食べよう?体壊すよ・・・?」
ソルト「・・・・・・・。」
来た。このメンバーの特技「無視」が発動した。
はぁ・・・・もうヤダこの人たち。
そんなメンバーでも、癒し系といっていい人が_____
キイ「おにーちゃん!キイとご飯食べよー!」
僕を何時も助けてくれる(心の悩みから)、魔法使いの幼・・少女。
キイ・セムビリック 多分7歳だ!
セイ「うんうん・・・君はいつも僕の味方だよ・・・・・。」
この笑顔・・・・最高過ぎる。
ロキ「おい、気色悪いぞ?教会行ってきたらどうだ?」
そんな僕の肩をポンッ、と叩くロリコンへの厳しいお言葉。
ルージュ「さてっ、勇者も来たことだし次の街行こうよ~」
ごめん、勇者と言ってくれるのは嬉しいけど、何も食べてないんだ。
ソルト「・・・・・・・・。」
ロキ「よーし、今日は俺のおごりだ。」
ルージュ「えー?ホント~?」
3人は僕をおいて、レストランから出ていく。
ボッチだぁ・・・・・。
セイ「うー・・・あ、キイちゃんは残っていてくれたんだね!」
さすが天使!僕のことを・・・・
キイ「ううん、キイはトイレいってただけだよ?」
トタトタ、と行ってしまう。
さ、最悪だぁぁ!
セイ「神は・・・・僕を見放すというのかぁ・・・・。」
って、このままだとほんとにおいてかれる!
空腹を、耐えながら僕は4人の元へ走って行った。
スターフル荒野
ロキ「おい、お前どっか行け。」
セイ「それは酷いよ!」
お腹がなっているせいか。ロキに睨まれる。
そんなこと言うなら、何か食べさせてよ・・・。
ルージュ「もう・・・・これ食べなさい。」
ルージュが、袋からイモ?らしきものをくれた。
やっぱり仲間だね・・・・感動だよ。
セイ「ありがとう!」
パクッ ブハァ!
食べた瞬間、口から赤いのが出た。これは・・・血かな・・・・
ルージュ「ププー、魔物たべてんのー。」
セイ「酷いよその性格!」
口の中が痛い・・・・刺さった感じが・・・。
セイ「ソルトォ・・・・これなんていう魔物・・・・・」
ソルトが持っていた本を開く。あれ?こういう時だけ、話すの?
ソルト「ニセイモン 間違って食べると、口の中で刺を出す。」
セイ「ほら来た!よく危険なものくれたな!」
イモ怖い!もうトラウマになった!
よく見ると・・・目がある。めっちゃキレてる・・・・
ルージュ「なんで私が、貴方を虐める以外に面倒見ないといけないのよ。」
セイ「酷い!」
うぅ・・・・こんな時には・・・天使・・・
キイ「おにーちゃん大丈夫・・・・?」
キイちゃんが僕の腕を掴む。うぉー!体力回復!サンクスキイ!
セイ「た、たいしたことないさ!」
キイ「じゃーいいや~・・・。」
ぱっ、と腕を離す。
えー!ごめんなさい!強がった僕がダメでした!
ロキ「ホラ、バカなことやってないで行くぞ~」
完全においてかれる僕。
地位的には、 ロキ>ルージュ>ソルト>キイ>その他>村人>セイ かな・・・・。
まともな仲間がほしい・・・・というか仲間に入れてほしい。
セイ「はっ!」
しまった!考え事してるうちにあの4人どこかに行っちゃった!
うぉー!またおいてかれた!最悪だぁ!
セイ「うわーん!皆まってぇぇ!」
足跡をたどって、4人の元へ向かおうとした。