プロローグ -王国はだらけきっていましたー
お初です
読んでくれたらうれしいっす
とある世界に勇者という名の職業に飽きていながらも勇者っぽいことをする勇者がいたとさ。
勇者は世間からマンネリ勇者と言われていましたがものすごい実力者でした、その力量は家庭でも使われる難易度1の火の魔術「レイ」で竜王「バハムート」を一撃で倒すほどでした。
その勇者は、魔王的はポジションの奴を一撃で出現するたびに殺しました。
それから、人は誰でも死ぬように勇者にも死が訪れました。
勇者には子供がいました、でも勇者の才能はまるで勇者の子ではないかのように受け継いでいませんでした。
それから、マンネリ勇者の家には勇者の血は流れなくなり、何世紀にも渡り農民という名の職業を余儀なくされました。
だが、勇者が死んでから1000年が経過したある日、不思議な事に勇者の家の長男が国王に呼ばれました。
その長男の名は、ファイス・リューグ。
長男ってのは今、説明してる俺の事だ。
俺は身長179センチ、体重67キロ、短髪が結構伸びたみたいの髪型のいたって普通の18歳なのになんでこんなことになるんだ・・・ったく、めんどくせぇ。
さっき説明したがもう一度説明する、俺はマンネリ勇者の子孫ファイス・リューグだ。
世間に広まってる教科書にも俺のご先祖様のことはかいてある。
写真付きで「マンネリ勇者だけど、魔王?を何回か倒した勇者、エイジス・リューグってな。
最近の教科書はつくづく適当だ、そもそも説明文に「?」がはいってるとかマジで終わってると思う。
それどころかこの国全体が適当だ。
戦争を続けていたこの世界だが、何年か前になんたら平和条約とかいうのを世界中のみんながして、一切争わないとかいうことを条約で決めちまった。
それを争うのが大好きだった国でさえのんじまって、それを何年もご丁寧に続けてるってのも疑わしい事実だ。
めんどくさいから簡単にまとめると、争うことがなくなってそれが何年も続いたから世界中がだらけているということです!
だから、勇者がどんどんやめてって俺みたいな遺伝子だけ引き継いでるバカが国王なんかに呼ばれんだよ・・・ったく、迷惑な話だ。
言い忘れていたが俺は今、城のトイレの中だ。
国王の前までは行ったんだけど、腹が痛くなったからさ。
「国王様!大がしたいでござりまする!」
ちなみに「ござりまする」と言うのは、俺が国王をバカにしている証拠でもある。
あの時はつらかった、兵士と大臣は「なにぬかしてんだ!」と言わんばかりに俺を睨めつけてくるし、国王はそれに対していきなり「汚い手でモノを触ったらいかんぞ!腫れるからな!」とか言い出すし。
「大ってんだろう!この顔面男性器がぁ!」とか言いたかったけどなんとかこらえてた。
国王の下ネタ聞いた大臣がショック受けて気絶するわ、ここ(トイレ)に辿りつくのは大変だった。
「ファイスさーん、そろそろ出ないとあなたの職業を農民から下僕にしますよー」
楽しそうな声で兵士Aが忠告してくる。
はぁー、またあそこに戻るのか・・・
話聞いてさっさと帰りますかぁ!
「わかりましたーベルトコンベアー並みのスピードでケツ拭きます。」
俺はズボンを上げ、愛着がついたトイレを涙を流しながらあとにするのであった
涙の別れを交わした後、俺は国王室にいた。
「失礼します、ファイス・リューグ氏を再びお連れしました。」
と兵士「再び」って、お前は一言多いんだよ!
「国王様、用件ってなんすか?農民の俺なんかに用って?」
国王はホコリのように軽い口を開く。
「なんかさぁー、南の方でさぁ~なんか人が殺されてるんだよーそれの調査お願い。」
軽っ!国王軽っ!適当にもほどがあるよこいつ。
「なんで俺なんですか?兵士がいるじゃないすか?」
「あいつら、全員育児休暇。」
育児休暇ぁぁぁぁぁぁーー!!
どんだけ子供産んでんだぁーーー!!、女も男もハッスルしすぎだろ!
「さっきの兵士は何なんです?」
「あれは、私の娘。」
娘ならなんで連れてかねーんだよ。
「な、なんで連れてかないんですか?」
「あいつさー、一人はやだとか言うんだよメッチャ強いのに、そうだ!あいつと一緒に行ってきてよ、金ならだすからさぁー」
「わかりました、契約書をください。」
即断、即決だった。
金くれるならいいか。
「でも、敵にあったらどうすんです?俺、魔術使えないですし、武術なんて素人ですよ?」
「あー、大丈夫、武術なら剣あげるし、魔術は君の家にあるオンボロの本で何とかなるから。」
「あの本ですかぁー、まぁ一応持っていきます。」
あの娘はどうなるんだろうか、見かけは身長164、金髪のロングヘアー、剣士、Eカップ、といったところか。
関係ない項目がある事はきにしないでくれ、男ならだれでも弱いだろ。
「おーい、セシリア、挨拶しなさい。」
娘はセシリアと言うらしい。
「私の名前はセシリアよろしくな下僕。」
俺、女運なさすぎだな・・・
「では行ってまいります。」
そして・・・結局俺の職業は下僕となった。
ーこの記憶をセーブする?-YESorNO