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3/3

あのキャラクターが大塚康生氏⁈ 7/20文学フリマ札幌に参加(F-23ブースです)

昨年12月以来の投稿となります。


昨年末、切通理作氏の著書「宮崎駿の〈世界〉増補決定版」(2008年刊行)

をチラ読みする機会がありました。

その中に、こちら(昨年5月に発表した「一点一格~考」)を記して以来疑問だった、あることを確認できましたので、そのことを記します。

それは、「一点一格~考(冗長な完全版)」中、ムーミン 北斎 高畑勲 項で記した


『 

 高畑は東映動画ではテレビアニメができないと、先に東映動画を離れAプロダクションに移籍した大塚康生に誘われ、宮崎と共に1971年?Aプロダクションへ。

 その時の状況を大塚康生氏は

「結局、ムーミンに惹かれて宮崎駿さんや高畑勲さんもAプロに移ってきてくれました」「当時東映では僕も含めて新鮮な企画が通らなくなっていましたから」「ムーミンは東映で大騒ぎになったらしいです。~それで宮崎、高畑、小田部 さんが、三人ともムーミンを見て、Aプロに行こうと~」「結果としてムーミンは手伝えなかったけど~」と、語っています(「おおすみ正秋の仕事場」より)

                             』

の箇所です。

どこが疑問だったか?


宮崎駿氏がテレビアニメムーミンで戦車を描いてしまった(ちょうど「君たちはどう生きるか」最初らへん、町中を行進する小型戦車の隊列が戦時中の一コマ的に映りますが、これとそっくりな小型戦車です)のは1969年のことだったはずなのに、宮崎氏のAプロダクションへの移籍は1971年?この辺りの時系列がはっきりせず疑問でした。


このことについて、「宮崎駿の〈世界〉」には、わずか一行

「既に六九年、宮崎は大塚に頼まれ東京ムービー作品『ムーミン』21話でムーミンが戦車やヘリを繰り出す軍隊と戦う場面の原画をアルバイトで引き受けている」

と記されており、あっけなく疑問が解消されました。


同時に、先の大塚康生氏のコメント「(宮崎は)結果としてムーミンは手伝えなかったけど~」は、(宮崎は)アルバイトとして戦車を描いただけなのでその責任は自身(大塚)にあるという、先輩としての配慮、やさしさが感じられます。


でも「宮崎は大塚に頼まれ~」(宮崎駿の〈世界〉)とありますが、実際には東映動画時代から互いの実力を知る仲であり、二人ともミニタリーにうるさいので、ふとした会話などからムーミンに戦車を描くアイデアが、二人の中でごく自然発生的に湧いたのでは?


見方を変えれば、大塚康生氏は宮崎駿監督の自伝に欠かすことができない人物といえるでしょう。(映画「ルパン三世 カリオストロの城」監督、作画監督コンビなど)


そんな重要な人物が「君たちはどう生きるか」に映っていたらおもしろいな〜と思考を巡らせたら、、、いました!

あまりにもチョイ役でガイドブックにも役名が載ってません。絵コンテ全集には記されていますが、その人物が出て来るたびにちょっとづつ呼び名が変わります(笑)


炉もりのジイ、炉もりのじい、炉まもりジイ、炉守ジイ  などです。


青鷺屋敷のお手伝いさん方の一人で、セリフといえば台所の大部屋での食事時の一コマ、キセルを咥え

「イタドリの葉だよ、吸うかい?」

くらいですが、

眞人がお手製の弓矢を作る過程で炉もりのジイが眞人にナイフの研ぎ方を指導する様子が映されます。

(若かりし宮崎駿氏を指導した人物は?)


また、キャラクターの風貌。炉もりのジイのこけた頬をふくよかにすれば、みるからに温厚そうな、物腰が柔らかそうな晩年の大塚康生氏そっくり!です。

※チョイ役ながら「優しさの中にピシっとした厳しさを隠せない」的な雰囲気がよく描かれています。





、、、話はガラッと変わりまして


きたる7月20日、私ことsinnrinn kouennは、


文学フリマ札幌11  


に参加します。


ブースナンバー「F-23」(サークル名sinnrinn kouenn)です。


もちろん、昨年11月に上梓いたしましたkindle本


一点一格にして生きるがごとくと映画「君の名は。」まだ道半ば映画「君たちはどう生きるか」考


のお披露目ですが、2022年刊行の既著


神の隠れる場所 映画「千と千尋の神隠し」のネガフィルム


も、あわせてお広めいたします。

※今回、スタジオジブリの名曲であり、「千と千尋の神隠し」のエンディング曲である-いつも何度でも-の裏側を新たに詳しく記しました。無料頒布予定のまえがき+もくじ+雑記に入る予定です。


F-23ブースです。

私の考察にエールを送ってくださる方、逆に「映画に微塵も北斎や新海誠やムーミンや東日本大震災など感じられなかったぞ。なにいってんだアンタ」という方(そんな方が来たら多分逃げます 笑)もぜひぜひ、お立ち寄りください。




、、、去る6月21日、スタジオジブリの鈴木敏夫氏の娘さん、鈴木麻実子氏のXスペースで月1回開かれる-父と娘の映画談義-は「宮崎駿と青サギと」(NHK制作のドキュメンタリー)がテーマでした。後から確認すると告知は一週間前にされていましたが、私がこれに気付いたのはスペースが始まる30分前でした。日曜の夜はたいがい酔っぱらっており、もし1週間前に気付いていたら酒など飲まず、周到にコメント用の原稿など用意したはずなのにそれもない。スペースは最初から最後まで聴き、コメント希望の方は約10人。手を挙げないと後で後悔するぞなどと自分で自分を脅しにかかりましたが、結局踏み込めませんでした。


また、こんな機会があったら次こそは!です。


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