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るう子の雑記帳

耽美への道 番外 

作者: 工藤るう子



 しばらく文章から離れていたので軽いリハビリから。



 ちょっとシリアスでセンシティブかもしれない話題。


 耽美への道 番外



 私はBLというかJUNE小説書いていますけどね。

 読むのも好きですけどね。

 ただ、私が好きなのは、誤解を恐れずに云いますと。今王道のラブラブじゃなくて昔の救いのない関係性なんですよね。同性愛というよりも禁断の関係なんですね。

 同性愛以外に禁断と呼ばれる関係には、歳の差、教師と教え子、不倫、近親相姦くらいがあるのかな?

 歳の差にはそれほど禁断性は感じないのですが。ロリショタペドは受け入れられないんですけれどね。原因は生理的なものです。倫理観もありますけどね。

 教師との関係は、個人的なトラウマで教師が苦手というのがあって嵌まれないんですよね。それにこれは、生徒が卒業したら別にどうでも良くない? って思ってしまうのもありますね。背徳感は学校という狭い世界で教師と生徒が恋愛をしているという期間だけのものに思えてね。昔ありましたもんねぇ。「奥様は十六歳」とか。十八だったっけ? あれ?

 不倫は、単に生理的に無理なんですよね。気持ち悪い。おかげさまで「アンナ・カレーニナ」1巻途中で「あ、これ不倫もの!」と気づいた途端挫折しました。読めなくて困りました。

 なぜか生理的嫌悪感なく普通にハマっていたのに、近親相姦がありました。これね、おそらくですが、高校生くらいの時かなぁ? 田中雅美さんって作家さんだったのだと思うのですが、コバルト文庫! で父親と娘のそういう話があったのですよ。タイトルは覚えていません。父親の確信犯で娘の婚約者にバレるところまで読んだのですが。なぜか憑かれましたね。もうこれ以上ない禁断の関係ですよね。背徳感半端ない! で、まぁJUNEを書く前くらいまではコチラっぽい話をうだうだと書いたりしていましたね。

 それで最後、同性愛。これは〜すっごくハマりました。今風に云うなら、沼にハマった、沼ったとかって感じですね。現在進行形で。

 今は認知容認されてきていますが、明治以降少し前まではかなり背徳感、禁断感がもりもりで、ラスト幸せになれなさそうな不安のおかげで心臓がずきずき痛いくらいで癖になったわけです。もちろん、ラストはハッピーエンドがいいですが、そこに至るまでの紆余曲折がね、誤解曲解すれ違い互いの想いが伝わらない〜とかフィクションとしたらめちゃくちゃ素敵じゃないですか。もちろんアンハッピーエンドでもよかったんです。当時はこっちの方が多かったし。もちろんあれやこれやがリアルだったら、いやですけどね。

 それでね、こんなにハマっているのに、最近なんで筆が止まるんだろう? とつらつら考えて、ですね。もしかしてリアルでの容認が実は自分の中で障っちゃってる? って思ったんです。

 だって、私の場合根底に背徳感、禁断の関係が好きだから〜っていう嗜好があるわけです。

 社会的に認められた関係になってしまうとたとえフィクションとは云えどこに背徳感を見出せばいいんだろうってふと気づいてしまったんですね。

 もはや私的にハマれる背徳の文学って、残されているのは、近親相姦一択になっちゃうじゃないですか。

 確かに昔からそのテイストを孕んだJUNE書いていますけどね。

 救いのないディープな世界観が好きなんですよねぇ。


 もちろん、フィクションと現実との区別はついていますから、耽美やらJUNEはファンタジーなわけですが。

 ある意味、現実感を小説の中でどう表現すればいいのか〜っていうのが結構染み付いているのでそこで引っかかっちゃうと筆が止まってしまうという。難儀なxx

 ま、私は異世界舞台とかしているので、そちらでは同性愛はタブー視されてるで充分だとは思うのですけれどね。

 でもやっぱり少しばかり悩ましいのは否めないのでした。


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