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(100)結果

 結果がいいと、楽しい気分になれるのは誰しも同じだろう。人は、いい結果を得ようと試行錯誤しこうさくごするが、そうさせまいっ! と妨害ぼうがいするのが邪魔じゃまである。子供達にも[お邪魔虫]の名で知られた超有名な存在で、ワルの大スターといったところだ。^^ 残念ながら私達の目には見えず、とららえようがないから困りものだ。結果は当然、悪くなり、現実に捕らえられるのは邪魔に刺された人々なのである。邪魔はジャマジャマ…[わははは…]と、いい目をして笑っているだけなのである。人生、出来るだけ邪魔されたくないものだ。^^

 宝くじの当選番号が発表された翌日の、とある会社の屋上である。昼休みなのか、社員達が自動販売機で買った紙コップのコーヒーをすすっている。

「どうだった?」

「…なにが?」

「なにがって、昨日きのう言ってたじゃないか、発表だって」

「ああ! 宝くじの結果か?」

「ソレっ!」

「宝くじは当たったぞ、五等・一万円っ! スゴイだろっ!?」

「よかったなっ!」

 言われた社員は、『なんだ、それっぽっちか…。そんなのは当たったって言わねえんだよっ!』とは思えたが、そうとも言えず、小さくめた。

「ああ。結果がいいと、いい気分で楽しいぜっ!」

「ははは…だろうなっ!」

 言われた社員は、『そんな額でか? こいつ、小せえなぁ…』と、また思ったが、それも言えず、笑ってぼかした。

 結果の気分は人の感性で大きく(こと)なり、小さな結果でも、いいと、ものすごく楽しくなる人もいるようだ。^^


                  完

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