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マギカ・バディ ―魔術とカバディが融合した、究極のノベルスポーツー   作者: 宇枝一夫
第二部  第二章 マギカ・バディ部 結成!!
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チュートリアル 後編

 五、レイダーが四のA,B,Cを行い、アンティ側のコートのライン外に体全てが出れば得点が付与される。だが、以下の場合は得点が付与されない。

  A、レイダーがアンティ側のコート内でダウンする。

  B、コートのライン外に出た後ダウンし、カウントテン以内に立ち上がれない。


 龍一:「アンティがレイダーにタッチしても意味がないんですね」

 金剛:「そうだよ。タッチが有効なのは、あくまでレイダーだからね」


 鳥居:「じゃあちょっと実践してみようか。龍一君がアタックサークルに入ってから十秒経って、今、一人を倒したから……。龍一君、今からアンティ側のゴーレムが君を潰そうと攻撃をかけてくる。無事、自軍のコートまで逃げてくれ」


 龍一「ええ! 攻撃って?」

 鳥居:「空気の固まりを君に向かって発射する。なに、当たってもドッジボールぐらいの衝撃だ。準備はいいか、三、二、一、ゼロ!」


 鳥居の掛け声と共に、龍一は自軍のコートに向かって駆ける。

 同時に四体のゴーレムの右手の平から、それぞれの体の色の空気の固まりが龍一に向かって発射される。


 龍一:「うわ! うわ! わわ!」 

 龍一は何とかジグザグに走りながらよけるが、やがて、体がくの字に曲がる程の衝撃を背中に感じると、そのままうつぶせに倒された。


 頭の上から金剛の声が振ってくる。

 金剛:「大丈夫? ……まぁ、いきなりは無理だね。そのうち慣れるよ」


 龍一:「あ、地面に倒れてもあまり痛くないや。皆さん、こんなハードなことをしていたんですね」

何とか体を起こした龍一は後ろを振り向き、鳥居に尋ねた。


 龍一:「そういえばフィールドの両端の、《デッドエンドライン》って何ですか?」

 鳥居:「別名”自爆ライン”だ。通常、アンティ側はレイダーをダウンさせても点は入らないが、レイダーをこのラインより外に押し出せば、自爆点となってアンティ側に1点が入る」


 龍一:「もしそれまでにレイダーがアンティ側に、タッチやダウンを与えていたら?」

 鳥居:「それがこのラインのおもしろいところでな。タッチやダウンさせた分はレイド側に点が入るんだ。だからさっき出てきたスプリンターなんかは、たくさんタッチしてわざとデッドエンドラインに飛び込むんだ」


 金剛:「例えばね、三点分タッチしたけど潰されそうと判断したら、わざとこのラインを超えちゃえば、相手に一点与えても、自分は三点得ることが出来るんだよ」

 龍一:「へぇ~。よく考えてあるんですね」


 金剛:「アンティ側もね、逃げられないよう各ラインの前で防衛するんだけど、全てのラインを守ることが出来ないから、このラインはどうしても手薄になるんだよ」

 

 六、試合時間は前半二十五分、ハーフタイム十分、後半二十五分とする。なお同点の場合は十分のハーフタイムの後、延長戦を十五分を行う。

  A、なお延長戦は、試合開始時のメンバー数以内なら、退場者でも参加してもよい。ただし、以下の者は延長戦に参加出来ない。

   a、試合中、一度も競技に参加していない者。

   b、《神の眼》よりダウン宣告を受けた者。

   c、反則により退場処分を受けた者。

 

 龍一:「延長戦が終わっても同点の場合は?」

 鳥居:「最後まで立っていたメンバーの数が多い方が勝利だ」

 龍一:「それも同数の場合は?」

 鳥居:「神の眼がメンバーのダメージを判断して、ダメージの少ない方が勝利だ」

 金剛:「だから力が拮抗しているチーム同士が戦う時はヒーラーの存在が勝敗を左右するよ。延長戦前のハーフタイムで、できるだけ治療出来るからね」


 七、タイムアウトは三分とし、前半、後半、それぞれ一チームに付、二回申請することが出来る。なお申請はチームキャプテンのみとする。上記の者が退場、または申請不可能の時は、それに準する者のみとする。

  A、【治癒】系の術はレイド時、タイムアウト、ハーフタイム時のみ発動が許される。

  B、【マギディ】はレイド時とハーフタイム時のみ発動が許される


 龍一:「レイド時にレイダーが味方を治癒していいんですか?」

 鳥居:「それは出来ない、って言うか不可能だ。レイダーがアンティ側のアタックサークルに入ると、《神の眼》から発せられる【絶対魔防壁】によって、アンティ側のコートが包みこまれる。これによって、レイダーやアンティの術がコート外に出ることを防ぐんだ」


 龍一:「そうか、観客席に火の玉とかが飛び込んだら、えらいことですもんね」

 金剛:「当然、【マギディ】は通過出来るからね。それに、レイダーは攻撃魔術の代わりに、自分に向かって【治癒】や能力向上系の術を何度もかけてもいいんだよ。ストライカーが主にそうするね」


 八、両チームが最後の一人となった場合、時間無制限でサドンデスを開始する。なお、この時のタッチ、ダウンは無効とする。


 龍一:「つまり、相手を完全に倒さないといけないわけですか?」

 鳥居:「ああ、それがサドンデスたる所以(ゆえん)だ」


 龍一:「点数で負けていても、試合中やサドンデスで相手を全滅させた場合はどうするんですか?」

 鳥居:「当然、全滅させた方の勝利だ。『全滅>点数』だからな。だからサドンデスでは一発逆転が狙えるんだ」


 龍一:「もし去年の大凶魔戦で、会長が相手のキャプテンを倒していたら、うちの勝利だったんですね」

 鳥居:「そういうことさ。大まかなルールを駆け足で説明したが、これが競技の流れだ。明日からは基本から順番に教えていこう」


 金剛&龍一:「「おぉ~!」」 

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