表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
認められざるヒーロー。  作者: 霊燐 飴
1/2

プロローグ。冥界少女

ヒーローってかっこいいよね、アニメみたいなやつじゃなくても、ささないな事でも。人から感謝されたら、君はその人のヒーローになれたんじゃないでしょうか?

___はい!僕はヒーローになりたいです!

小学校の時に発表した将来の夢。一昔前の僕なら、馬鹿馬鹿しい、所詮ただの小さな餓鬼の思想だ。と思っていたに違いない。だけど今は違う。誰でもヒーローになれる。そう、ある日突然現れた少女のような、悪のヒーローに。

********

「貴方、私とくるつもりはない?」

ある晴れた日の午後。公園のベンチに据わっていた俺は唐突の声に驚いた。

「は?」

俺はすっとんきょんな声をあげてみせる。

_____きちがいか?

ベンチの後ろに佇む木の木陰にたつ一人の少女。全身真っ黒なその姿に自然と眉が寄るのがわかった。

「だから。貴方、私と冥界にくるつもりはない?」

少女は、表情を変えずに言う。

ちょっと待て。今この女の子は何て言った?冥界?それはつまり俺に##と言ってるのかこいつは。

「いやいやいや!?話が大きすぎるだろ!まず冥界ってなんだ!あとお前はどこのだれ!?」

少し強く言い過ぎたのだろうか、少女は黙り込んでしまった。数分の間、二人の間に沈黙が走る。最初に口を割ったのは少女の方だった。

「…そうね。少し焦りすぎてた。私の名前はウィル。魂を管理するもの。」

ウィルと名乗った少女は木陰の中からそう自己紹介した。

「俺は神原 凜夜。普通の高校生。」

「リンヤ…?いい名前ね。」

自分の名前をいいと思ったことは一度もないが、なぜか少し嬉しくなった。

「で、ウィル。俺に冥界に来いっていった理由は」

そう、問題はそこだ。

俺はごくりと喉を鳴らした。ウィルは静かに語りだす。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ