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文明の濫觴  作者: 烏木
第10章 百折不撓
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第30話 作戦開始

ほとんど蜻蛉返りに近い状態で川俣復旧隊及び対キャンプ場部隊(対キャン隊)を進発させる。


川俣復旧隊は川俣の家族から二名ずつが選ばれ二泊三日の復旧作業を行う。

そして、それと並行して文昭率いる対キャン隊が徒歩で横川まで物資を運ぶ。

物資は精白米、食塩、塩蔵蕨に加えて消毒液にも使える度数七〇度の焼酎となった。

七〇度のアルコールだから()で飲むのはお勧めしない。


その対キャン隊がリアカーなどを使わずに徒歩で向かうのは、舗装されておらず碌に除灰もされていない道なので、(そり)ならまだしも車輪は却って邪魔になることが予想されるから。


対キャン隊は一人あたり六〇キログラムを超える荷物を徒歩で運ぶ必要があるし、なにより火山灰などで足場が悪い中を往復で約四十五キロメートルを一日でこなす必要があるので厳選された益荒男六人で編成されている。


それと、可能であればキャンプ場の連中と接触してもらうので、その際に連中が碌でもない事を考えないよう威圧感満載の人間を選んでいるという面もある。


念の為というか、万に一つも無いとは思うが、対キャン隊には“向こうが手を出してきた場合、撤退を含めて対キャン隊と復旧隊の安全を確保せよ”と()()を出してはおいた。


大事なのは連中の殲滅ではなく対キャン隊と復旧隊の人命であって、それを保護するためにその場その時で考えられる最善と思われる行動をとることを期待しているし、文昭なら間違えないと思っている。


まあ、向こうが手を出してきた場合は、当然ながら次は出し惜しみなしの完全武装の討伐隊を出して殲滅する。


連中とは敵対していた訳ではないが、敵対勢力になる可能性を考慮はしていた。

ただ、脅威度は低いので友好勢力に引き込んだ川俣(当初は上の口)を緩衝地帯及び警報装置にしておけば当面は大丈夫と判断してもいたし、実際のところ二十年以上大丈夫だった。

そして今回もちゃんと警報装置として機能したので川俣の働きには満足している。


俺らというかSCCというか俺のというかはあれだが、対外的な基本方針は『敵を作らない』が一番にくる。


しかし、こちらの都合だけでは決まらないので『敵』はできてしまうものだから、その『敵』に対しては『こちらの友好勢力を増やして敵がこちらを攻められないようにする』という防衛を行う。


『敵』に対して、第一方針の『敵を作らない』に固執して色々と譲って味方にしようとしても、こちらが譲れば譲っただけ向こうは図に乗ってこちらを舐めてかかり更に踏み込んでくるのだから、敵に譲る行為は愚策と言わざるを得ない。

だから、こちらの友好勢力で敵勢力を包囲して愚挙にでれなくするのが第二の方針という事。


それでも敵対して攻勢にでてくるなら損得抜きの全力で完膚なきまでに叩き潰して舐めた真似をしてくる奴らが二度と出ないようにするのが第三方針。


キャンプ場の連中に健康で文化的な最低限度の生活を保障する事で彼らが美浦に敵対しないよう尽力してきたし、川俣を積極的に支援して友好勢力に引き込んだのは俺らの対外政策の基本方針に則ったもの。


連中が川俣から食糧を()(さら)ったときに『食糧が無いんです。ごめんなさい』とでもメッセージを残していたとか、その食糧で美浦にきて辞を低くして助けを求めてきたというのなら話は違ったかもしれないが、そうでない以上はご退場いただく。


それが幸せに満ちたものになったかは知らないが、破局噴火が無ければキャンプ場の連中は天寿を全うして死んでいったと思う。

不運と言えば不運かも知れないが、破局噴火の可能性は知っていたのだから自業自得と諦めてくれ。


■■■


義智(トモ)君らにおもろい宿題だしたみたいやの。久々に強化米を思い出したわ」


三人衆なのか義智なのかはあれだが、親父殿に教えを乞うたか。

分からなければ分かりそうな人に聞くのも大事だし、他人に聞いてはいけないとは言っていないから問題はない。


「トモらが聞きに行きましたか」

「おう、三人揃って聞きにきたで。まあ白米で脚気は有名っちゃ有名やし、うららは世代的に知っとうから、そんぐらいは分かる。うららがガキんころはまだ脚気が猛威を振っとった時代の人間が多かったんで、黄色い強化米を混ぜて炊いた飯を食っとったわ。炊いたら分からんようになるしの。やっぱ一度白米食ったら玄米には戻れんわな」


脚気はビタミンB1(チアミン)が欠乏すると起きるビタミン欠乏症の一つで、悪化すると死に至る事もある病である。


米は胚芽の部分にチアミンを多く含むので、玄米や胚芽米ならチアミン欠乏にはなりにくいのだが、胚芽が除去された白米を常食するようになった明治以降の日本人に脚気が広く蔓延し、結核とともに日本人の国民病とまで言われるようになった。


大麦を混ぜたいわゆる麦飯もチアミンを十分に含むので、玄米や麦飯を食べれば脚気の予防ができるとは分かってはいても、銀シャリとも称された白米を炊いたご飯の魅力には勝てなかったようだ。


それと、毎食白米を食えるように頑張ってきた人間にとって麦飯などの混ぜご飯は嵩増しした貧乏飯の象徴のように感じられるようで、うちの祖父は赤飯などの例外を除けば混ぜご飯が食卓に上がると目に見えて機嫌が悪くなっていた。

白米もそうだけど、副食(おかず)に肉か魚がないと“俺は兎じゃねぇ!”と怒っていた。


うちの祖父が特別なのではなくその世代ではそんな人がそれなりにいたようで、チアミンなどを添加した米を混ぜて炊く事で見た目や食味は白米そのものだけど必要な栄養素が取れる強化米というものができたとか何とか。


脚気はチアミンが十分に摂取できれば罹らないので、副食が普通に食卓に上るようになったこともあり影を潜めたのだが、多忙や貧困などで即席麺のみといった食生活の人達に脚気が蔓延しだしたため、現代日本の即席麺にはチアミンなどの不足しがちな栄養素が添加されているそうだ。


「ほやけど脚気は分かったが、他は……米だけでタンパク質とか脂質は足りるんか? ぐらいやな」

「一日に六合ぐらい食べればタンパク質は何とかなります」


白米や小麦粉は炭水化物の塊と思われているかもしれないが意外とタンパク質も含んでいて、白米でも六パーセントぐらいはあるし、薄力粉だと八パーセント前後、強力粉だと十二パーセント前後はタンパク質だったりする。十二パーセントというとソーセージやベーコンと似たようなタンパク質含有率だと言えば如何だろうか。


一日に必要なタンパク質の摂取量は年齢性別運動量などにより異なるが最低でも五〇グラムぐらい、できれば六五グラムぐらいは欲しいところ。


米一合に含まれるタンパク質は九グラムぐらいなので、米のみで最低限のタンパク質を得ようとすると五合では不足で六合程度は必要になるし、十分な量となると七合程度は欲しくなる。


「一日六合って……一食二合、丼飯二杯半か。若い衆ならどうとでもなるし、おかず無しなら食えん事はないか。そういや脚気が多かったんで有名な旧日本陸軍は一日六合の白米やったか」

「徴兵された兵隊さんが“一日六合の米が、それも白米でだ”と喜んでいたとか聞いた事があります」


二合の米を炊いたご飯は六六〇グラムぐらいだから大食い自慢じゃなくても食べられる人はそれなりにいると思う。


「ん? ノリちゃん、何か分かったわ。一人一日あたりの白米は何合なんや?」

一石(いっこく)(一,〇〇〇合)割る事の三六五日で……二合七分ぐらいですかね」

「半分も無いやん……けど、腹はそれなりに膨れるし直ぐには自覚できんか」

「親父殿、そもそも二合七分は二十人で食べたらですよ。もし三十人いたら一合八分です」

「えげつねぇ、タンパク質だけやのうてカロリーも足りんのか。まあ、三食を茶碗一杯にすりゃあ三十人でも持つし、ぱっと見やと無理な量ではないが、おかず無しでその量やと現状維持も無理や」


露骨に足りないなら危機感を持って他の手段を考えるが、やり繰りで何とかなりそうな程度の不足だと如何やり繰りするかに注力してしまう事が多い。


例えば、家計のやり繰り程度では埒が明かないぐらい収入が少ないなら、根治策として転職とか副業とかダブルワークといった収入を増やす方法を考えるものだが、家計のやり繰りで何とかなる程度の不足だったら不測の事態や未来に向けた貯蓄などを後回しにしてでも何とかやり繰りしようとしてしまう。そんな事をしたら問題は悪化こそすれ解決はしないが先送りできるなら先送りしてしまうのだ。


それと同じで、我慢できる量の食糧なら我慢して食い繋ぐ選択をする可能性が高い。

なぜなら根治策を考えて実行するのはとても面倒だから。

人間は面倒をとても嫌う。

ルールやマニュアルを守らない一番大きな理由は面倒だから。


「若干空腹気味になっても直ぐに慣れるものですし、少々の体調不良もそれが原因と思えばチアミン欠乏もカロリー不足もタンパク質欠乏も脂質欠乏も深くは考えません」

「はぁ……何とかなりそうな量に見せ掛けておいて、色んな物が決定的に不足してる。やけどそれには中々気付かんって……鬼やな」


一日に二合七分あったとしても一日あたり約三〇グラムのタンパク質が足りない計算になるので、一箇月で一キログラム近くが欠乏する。人体に占めるタンパク質の割合は二割ぐらいなので体重五〇キログラムとしたら約一〇キログラムのタンパク質がある計算になるのだが、それを一箇月で一割、三箇月で三割も失う計算になる。

二十人を超える人数がいて一人一日二合七分も無いならもっと失ってしまう。


もちろん、鹿や猪などを仕留められたらタンパク質などの不足を解消できる可能性はあるが、それは獲物を狩れるのかという問題と、十分な食肉が得られる獲物がそもそも存在するのかという問題をどうにかできたらの話。


美浦では降灰以降は鹿も猪もめっきり見なくなり、今では偶に遭遇してもやせ細っていてスルーしているとパトロール隊から聞いている。

食物網の根幹を支える植物が火山灰に覆われて激減していて獣たちも餌に苦労している事がうかがえる。


狩猟が無理でも腸内細菌叢(さいきんそう)が生成するタンパク質やビタミンを吸収することで耐えられる可能性もある。


ただ、腸内細菌叢が活発に活動するには食物繊維などの腸内細菌が活動できる環境が重要で、芋類などのいわゆる屁が出やすい食べ物が必要になるのだが、そんな食物は当然渡さない。


それと一年で一石つまり一日に二合七分の米でカロリーが足りるかというと実は足りない。しかし、一石の米で一年食べていけるというのは嘘ではない。


一日あたりの二合七分の米を炊くと九〇〇グラムぐらいになるから、一日三食だと一食あたり三〇〇グラム。普通サイズのご飯茶碗一杯が一五〇グラムだから一食あたりお茶碗二杯という事。


日本最大のカレーチェーン店の普通サイズのご飯が三〇〇グラム、牛丼チェーン店の並盛のご飯が二五〇グラムぐらいという事からも一食あたり三〇〇グラムのご飯が食べられるなら十分な量と言えるだろう。


但し、ご飯だけでは足りない栄養素を副食(おかず)で補える事が条件になる。


ご飯は一合あたり五三七キロカロリーなので、一日に二合七分だと一,四五〇キロカロリーしかないが、これで一日に必要なカロリーを満たせるのは後期高齢者の女性かつほとんど身体を動かさない方のみ。

男性なら四から五合、女性なら三から四合ぐらいは必要で、運動量が多いならそれにプラス一合ぐらい必要になる。


他の食料がない状態で美浦提供の白米のみでカロリーを確保しようとすると、二人分ぐらい、タンパク質も満たそうとすると三人分弱の分量を食べる必要がある。


更に言えば、三大栄養素の残りの脂質については米からのみで得るのは絶望的。

脂質は一日に五〇グラム前後は欲しいのだが、白米における脂質の含有率は一パーセントぐらいなので、脂質を米から得ようとすると、一日三升つまり一食一升のご飯(約三.三キログラム)を食べても足りない。


尋常の範囲の大食いの人なら一キログラムなら可能性はあるが、二キログラムとなると厳しくなり、三キログラムともなるとフードファイターのような尋常ではない量を食べられる人でもなければ無理だろう。


脂質を米から得るのを諦めたら、カロリーとタンパク質については一日に六合ぐらいご飯を食べれば何とかなりそうな感じになるので、油脂を如何にかすれば三大栄養素は足りる計算になるし、一日に六合の米を食べるのは現実的な範囲に収まる。


つまり、一箇月に四俵というのは二十人が主食として食べられる量ではあるが、副食がなければ必要なカロリーやタンパク質は得られず、そこらを考えると(脂質には目を瞑ったとしても)実は八人で消費して一箇月持つかどうかといったあたり。


仮にこの罠に気付いて何とかしようとするなら、八人以内の人間で独占してそれ以外の人間には一切食べさせない必要がある。


要は命を賭けた椅子取りゲームの勝者になるしかないが、それは半分以上の人間を殺すという地獄でしかない。



「そうそう、トモ君から“トウモロコシの方が手っ取り早いと言っていた”って聞いたんやけど、インカ帝国とかアステカ文明ってトウモロコシが主食やった覚えがあんねん。トウモロコシで死滅するってどういう理屈なんや?」

「ああ、それはですね、トリプトファンという必須アミノ酸があるんですけど、トウモロコシに含まれるトリプトファンはアルカリ処理しないと人体が吸収しづらい形態をしているんですよ。だからニシュタマリゼーションといって乾燥させたトウモロコシの実を木灰や石灰などを溶かした水で煮込んで一晩冷ますアルカリ処理をしてからでないと欠乏症がでます」


メソアメリカ文明がどうやってニシュタマリゼーションを発明したのか不思議でならない。


「インカとかアステカはそうやってたから大丈夫やったと?」

「ええそうです。しかし、大航海時代に欧州にトウモロコシが伝わったときにニシュタマリゼーションは伝わらず、それを知らないままトウモロコシを多食した欧州人にペラグラというビタミンB3(ナイアシン)欠乏症が発生しました。ナイアシンはトリプトファンを原料に体内合成もできるビタミンですが、原料のトリプトファンが不足するとナイアシンも不足します」

「成る程な。やけど、トウモロコシをニシュ……ええっとアルカリ処理なんかしとらんけど大丈夫なんか?」

「他の食品から十分な量のトリプトファンが得られますからわざわざニシュタマリゼーションなんてしません」

「ああ、アルカリ処理してないトウモロコシばっかり食うとったらって話か」

「ですです」


当時の欧州では家畜の餌とされていたトウモロコシを食うしかなかった貧農にペラグラ患者が集中していた。

現代でも圧倒的多数のトウモロコシはニシュタマリゼーションされていないが、他の食品からトリプトファンが得られるのでペラグラ患者は非常に少ない。


「そんで、ペラグラ? とかいう欠乏症はヤバいんか?」

「ヤバいですね。脚気が可愛く思えるぐらい激ヤバです。致死率で言えば脚気の致死率は精々六パーセントぐらいですが、ペラグラは半数近くが亡くなった例もあるそうです。症状としては、光線過敏症になって日光に当たると皮膚や内臓が炎症を起こします。また、セロトニンという鎮静作用がある神経伝達物質があるんですが、そのセロトニンもトリプトファンが原料なので当然こちらも不足しますから、進行すると興奮状態が治まらず精神に異常をきたして錯乱したり狂暴化したりします」


酷くなると満月程度の光でも光線過敏症がでるし、人が変わったように狂暴になる事もあるなどの症状がでるので、一説によれば満月の光で変身する人狼のモデルになったとも言われている。

もっとも、人狼の概念は欧州にトウモロコシが伝来する以前から存在するから、ペラグラが人狼のモデルではなくペラグラ患者は人狼と見做された可能性がある程度だとは思う。


そのペラグラは症状も酷いが脚気など他の栄養素の欠乏症に比べて桁違いに高い致死率なのもえぐい。


必須アミノ酸のトリプトファンは様々な体内物質の原料なので、トリプトファンが不足すると心身のあちらこちらで同時多発的に不具合が生じてしまう。


それと、人体は一番少ない必須アミノ酸(第一制限アミノ酸)の分までしかタンパク質を利用できないので、トリプトファンが欠乏すると全てのタンパク質が欠乏してしまう。


ペラグラ自体はナイアシン欠乏症ではあるが、本質的には必須アミノ酸であるトリプトファンの欠乏症なのが、他のビタミンやミネラルの欠乏症とは比較にならない高い致死率の原因だと思う。


「致死率が五〇パーセント近いって激ヤバやないかい。ほんでもって錯乱・狂暴化って……確かに早々にけりが付くな」


キャンプ場の連中が一箇月近くデントコーンしか食べてないなら下手すりゃペラグラに罹りかけになっているかもしれないし、そこまで行かなくてもタンパク質欠乏が起きているかもしれれない。


「親父殿、トモらに教えて良いですよ。どうやって防ぐかを考えるのも宿題ですし」

「ノリちゃん、防げるなんて思うてへんやろ? 必殺の罠やん」


必殺の罠だとは思うが、俺はこれを思いつく将司と即興でより凶悪にする雪月花が怖い。

そして、必殺の罠と承知で平然と承認して凶悪度を高める俺ら三人は周りから見れば怖いと思う。


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― 新着の感想 ―
[一言] あいつらもキャンプ場に見切りをつけて新しい土地に移動してくれて居れば今更こんな騒ぎに成らんかったのにな。
[気になる点] トウモコロシ自体が何処から来たか分からないというし、ニシュタマリゼーションと共に宇宙人が目ソアメリカにもたらしたと言われても否定のしようがない。
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