幼女たちの独立戦争【設定資料】
【あらすじ】
子供たちを犯罪から守ろうと、様々な対策が打たれる中、それを逆手に取る詐欺が横行していた。
特に幼女を利用し、アーケードゲームをしている大人たちからカードをカツアゲするという方法は、よく見られた光景である。
幼女たちのバックには、彼女たちを使ってカードを巻き上げ、監禁して低い利益を上げる男たちの集団があった。
彼らは「リトルガール・プランダーズ(幼女略奪団)」と呼ばれる、幼女を用いた犯罪組織だった。
幼女たちが手にした戦利品を彼らがまとめ、幼女たちには報酬としてお菓子を与える。
しかし、その繰り返しに疑問を持った幼女たちは、彼らに反旗を翻す。
そんな事件の傍らで、少年少女を守る対策はさらに過激を極める。
もはや父親ですら、子供にうかつに手を出せない世界。それを盾に、暗躍する幼女たち。
彼女らの独立戦争は、ここから始まった。
【登場人物】
(名前はすべて適当)
・トモエ
リトルガール・プランダーズ「レイニー・ドーン」に所属する、リーダー的存在の幼女。10歳。
快活大胆な行動力と、時には自分で犯罪計画を立てる発想力を持ち合わせる、ある意味犯罪の天才。
ただ学校に行くだけの退屈な生活にピリオドを打つべく、リトルガール・プランダーズに入団。
そのため、犯罪には積極的に手を貸す。
身長は高い方だが、胸の発育が遅いのを気にしている。
・タマコ
トモエと同じく「レイニー・ドーン」に所属する幼女。9歳。
トモエとは対照的に非常におとなしく、時にはしくじってしまうこともある。
生活が苦しくなり、家庭では父親が暴力を振るうこともあり、逃げるように入団。
身長はトモエより数センチ低いが、小学生にしては胸の発育がよく、団長によく胸を触られる。
・アザミ
トモエと同じく「レイニー・ドーン」に所属する幼女。11歳。
小学生にしては思考がアダルトで、よく落ちているエロ本を拾って来てはタマコを困らせる。
やたらと人懐っこく、学校でも男女両方に人気があり、顔が広い。
逆にそれがあだとなって、犯罪実行の際に同級生や近所の人にばれることも。
どういうわけか、エロ本につられて入団。ただし、手は出されていない模様。
・ナユ
「レイニー・ドーン」の団長。25歳。
彼女らに指示を出し、人気アーケードゲームをしているおじさんたちからカードを巻き上げて低い利益を上げている。
最近組織を作ったばかりなので、あまり効率よく行って無い模様。
よく、「ヤンデレがほしかった」とつぶやいている。
・マクロ
とあるリトルガール・プランダーズの団長。
詳細は謎だが、イケメンらしく、幼女たちに好かれている模様。
・イヴ
クローンで作られた幼女。マクロが擁する幼女の一人。
無感情、無表情であるため、犯罪には向かなかったが、何故か兵器として使われる。
【組織】
(名称はすべて適当)
・リトルガール・プランダーズ(LGP)
子供たちを犯罪から守る法律を逆手に取り、幼女を用いて金銭を巻き上げる犯罪組織。
基本的に子供たちに恐喝(防犯ブザーを用いて脅す)、冤罪(痴漢などの冤罪を押し付け、金銭を要求する)などを行い、低い利益を上げる。
防犯ブザーを全国の子供に持たせる法律ができたころから、あちらこちらで組織されている。
・レイニー・ドーン
ナユを団長とする、リトルガール・プランダーズ。
団員は運営組織3名、犯罪実行幼女5名の、計8名。
【適当プロット】
・第1章:幼女たちの加害授業
子供たちへの犯罪が増加する中、政府は子供全員に、防犯ブザーを持たせることを義務化させた。
しかし、それを逆手に取り、子供たちに犯罪を行わせる組織が徐々に増えてきた。
具体的には、人気のアーケードゲームでたむろする大きなお友達に対して、レアなカードが出てきた時に「おじさん、それ私にくれるよね?」と言いつつ防犯ブザーを突きつけるという手口。
もし渡さなければ防犯ブザーを鳴らし、「あのおじさんが私にひどいことをした」と泣きつき犯罪者扱いにするという、とんでもない恐喝事件。
別の方法では、幼女複数人で取り囲み、防犯ブザー片手に金を奪い取るという強硬手段もある。
それらの手段を用いた犯罪を幼女たちに指示し、大人たちから金を巻き上げる組織、それが「リトルガール・プランダーズ(LGP)」である。
LGPの中の一つ、レイニー・ドーンは比較的最近作られた組織で、幼女犯罪も成功例が少ないグループだった。
所属する幼女は5名だが、特にトモエ、タマコ、アザミの3名は進んで犯罪に協力するメンバーで、犯罪内容も彼女らが独自で考えていた。
時には成功し、時には失敗し、時には組織がばれそうになりながらも、今日も彼女たちは大きなお友達から財産を奪っていく。
・第2章:幼女たちの過剰防衛
LGPによる犯罪の被害は増加していたが、被害者があまり訴えなかったことと、相手が子供だということ、さらにはそういう組織の存在自体すら知られていなかったことから、LGPの活動は活発になっていく。
同時に、対策を練ったにも関わらず、子供たちに対する暴行や強盗、強姦や拉致監禁などの犯罪は後を絶たず、子供たちを犯罪から守る対策がさらに強化される。
GPS機能も搭載し、さらに押すだけで位置情報が警察に通報され、すぐさま駆けつける仕組みとなった防犯ブザーの配布が開始された。
今までは人気のなかったところでは効果が薄かった犯罪が、さらに活発に行われるようになる。何しろ、人気のないところで脅すことも可能なのだ。
レイニー・ドーンもそれに乗じるように、活動の幅を広げる。といっても、ほとんどの作戦はトモエが考えているのだが。
こうしてLGPによる被害はさらに拡大するが、同時にLGP同士の縄張り争いや、獲物の奪い合いなどが起こる。
トモエたちも同様に、LGPの縄張り争いに悩まされており、団長のナユに相談するが、ほとんどトモエたちに任せていたためまったく対策を考えず。
頑張っても大した見返りが来ず、頭にきたトモエたちは、ついに反旗を翻すことになる。
・第3章:幼女たちの反乱
対策が功を奏したのか、子供たちに対する犯罪は徐々に減少傾向を見せていた。
しかし、今度は身内からの虐待が問題になったため、政府は厳罰化を敢行。一気に身内に対する姿勢も厳しくなった。
この転換期に、トモエたちはついに動き出した。ナユをはじめ、男団員たちにレイニー・ドーンの解散を要求。
GPS機能搭載の防犯ブザーを前にして、ナユたちは彼女らの要求を呑むほかはなく、ついにレイニー・ドーンは解散してしまう。
トモエたちは解散しながらも、彼女たちだけで活動を開始。
しかし、メンバーの中には、これを快く思っていないものもいた。
・第4章:幼女たちの独立
世の中はすでに幼女たちの天下。父親ですら、幼女に対しては姿勢を低く見せなければならなくなった。
少しでも手を出せばブザーを鳴らされ、長い間監禁されてしまう。戦々恐々、子供に声をかけることすらできない世界となっていった。
一方で、各地の独立LGPたちも、自分たちの立場がよくなったせいで次々と独立を始めた。
組織をまとめていた男たちを脅して独立し、時には犯罪の加害相手としていた。
犯罪の相手は金持ちのお兄さん。いくらでも引き出せる預金通帳的存在。
しかも、こちらは防犯ブザーで守られており、仮に何らかの形で犯罪がばれても、子供だから大した処罰は受けない。
世の中は、平穏に見せながらも、幼女が支配する世界へとシフトしていった。
しかし、そんな中でも、こんなやり方は間違っていると思い始める幼女たちもいた。
その多くは、自分たちの家族が冤罪に遭ったり、犯罪の被害者に遭ったりした幼女である。
時代が進むにつれ、普通の恋愛に興味を持ち、時には結婚までたどり着いた元幼女たちも存在し、幼女二極化の時代が始まった。
・第5章:幼女たちの戦争
絶対的に保護された立場にある幼女たち。その立場を利用して社会を支配しようとする幼女と、保護対象の恩恵を受けながらも、大人たちとの共存を唱える幼女。
前者の立場にあったトモエは、いまだに残っていたLGPに入団し、その団長であるマクロと接触を図る。
マクロとトモエたちのLGPはその数を増やし、反抗幼女勢力たちとの戦いに備えていた。
反抗幼女勢力の代表は、なんとトモエたちの同期であったタマコ。
大人たちにあだ名すLGPの巨大組織の一人、トモエ。
共存を提唱し、平和な世界を目指す、タマコ。
どちらにも属せず、楽観視するアザミ。
三者三様の戦いが、今、始まることになった。
・第6章:幼女たちの決着
考えてない(