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一正、食料改善を図る

主産業 “狩り”の惑星ジエンドの学校は当たり前なのかもしれないが、やたら実用的な授業もおおい。各種のサバイバル訓練や医療知識や果ては宇宙船の整備まで多岐にわたる。その為、中等部の後半からある程度の専科を決める必要がある。高等部ではさらに3学部12学科に分かれ授業を行う。すなわち戦技部、技術部、医術部の3学部、戦技部には白兵戦科、銃砲科、騎獣科、特科が存在し、他の学部にもそれぞれ4学科ずつある。一正、かおりは白兵戦科、金髪美少女のフレデリカは銃砲科の学生だ。


「・・・参った」

白兵戦科の模擬戦で一正は開始して数手、打ち合っただけで不用意な隙を見せてあっという間に降参してしまったのだ。これはいつもの光景で誰も不自然には思わなかったが、幼馴染だけは違ったようだ。


「ねえ。いっつも手、抜いてるんじゃない!?」

こういう時、幼馴染は鋭い。一正としてはこんなお金にならない授業なんかに貴重なカロリーを消費したくないだけなのだが、どうやらそれが不満な様だ。

「・・・え、何いってんの?俺は超真面目な学生さんだ。手を抜くなんてそんなバカナ・・」

少し考えた後、そんな答えが出てきた。

「んなわけないでしょ!?だったらあなたの初等部時代の方が強かったことになるじゃない!!」

その頃は、両親も健在で食糧事情が現在よりかなり良かったし、ヤンチャだったからな~、そう思い返しているが口では

「ハハハ、キノセイダヨ・・」

かなりの棒読みで言い訳が出てしまった。かおりの眉がピクンとあがる。

「授業は真面目に受けなさいよ!学生の本分でしょう!」

かおりは内心、かなり不安に思っていた。確かに両親が亡くなってから一正のやる気は低下の一途だった、このまま、あの明るくて闊達な幼馴染がダメ人間になってしまうのではないかという思いが毎度毎度、口から出てしまうのだ。気持ち涙目になったかおりを見て焦ったように、一正は

「分った、分ったから・・・今度からはもう少し真面目にやってみるよ・・・でも、あれ、実力だからな。期待すんじゃねーぞ」

と、ぶっきらぼうに言った。

「うん!」

急に表情を明るく変えるかおり。

クールで孤高を気取っている一正はそんないろんな表情を素直に表せるかおりに驚くほど弱かった。



やる気のない一正が学生をやっている理由は2つある。一つは狩人(ハンター)ライセンスは18歳以上でなければ正式な物は発行されないが、ユピテル学園の戦技部に所属していれば低レベルエリアだけしか入れないが一応、仮免ともいえる学生ライセンスが貰えること(ただし、落第すると一年間失効となる)と、学生は各種公共料金、住宅費がかなり安くなるためだ。

その為、彼は授業は真面目に受けた。ただし落第点をつけられないほどに、だ。

そういう意味で、彼は天才であった。なんせ、無駄な体力は消費したくないが落第もしたくない。そのぎりぎりの線を自覚してやっているのだから、成績の割にスペックは高いのかもしれない。まあ、本気を出した姿なんて誰も見たことがないので何とも言えないのも事実であるのが・・・



授業も終わり、再び森林エリアやってきた一正。かおりに言った手前、少なくとも前回以上は動かなければならない。

(とは言ったものの…)

そう考えながら一正は悩む。なぜなら食糧事情が改善しないと本気を出したくとも出せないのだ。汎用ナノマシンは魔法の粉というわけではない。ナノマシンが十分性能を発揮するには何よりエネルギーが必要なのだ。通常、それは食糧によるものだ。

(・・・まずは食糧改善!がんばれ!俺)

彼は気合を入れ直し、森林エリアで早速、狩りを始めた。目指すは高価換金アイテムだ!


「ん?なんだ?」

狩りはまず獲物を探すことから始まる。ふと空を見るとレーザー式の銃撃だと思われる光線が一発、二発と彼方に消えていくところだった。

(銃撃?誰かが戦っているのか?)

そう思うが腑に落ちない、一正は頭をひねった。なぜならばこの森林エリアは銃撃向きなエリアではないし、仮にいたとしてもあそこまで乱射する敵はいないはずだからだ。

「この!この!このおお!!」

さらに聞いたことのある声が森に響く。どうやらこちらに向かってくるようだ。その声が銃砲科の後輩、フレデリカの声だと気が付いたのはさらに声が近づいた時、確信したのは目の前にフレデリカが文字通り転がるように現れた時だった。

「あれ、先輩?」

一瞬、ポカーンとした表情を見せるフレデリカ。銃を打つ時にはゴーグルをつけるんだな、とどうでもいいことに気づきながら

「おう、後輩。元気か?」

と声をかけた。

「早く逃げてください!!」

焦ったように叫ぶ。しかし

「何をそんなに慌ててるんだ?ここは低レベルエリアだぞ。そんなに慌てることなんて、ない・!!!」

その警告は遅すぎた。さきほど転がり出た林が爆発したからだ。

「な!!」「先輩!逃げますよ」

一正は驚き、フレデリカは素早く大型狙撃銃を構える。


突然、そびえる様に現れたのはドラゴンタイプのモンスター、それは中レベルエリアでも上級に位置するモンスター“ワイバーン”と呼ばれるものだった。

なぜか、進みが遅いです。気分転換にファンタジーを書いています。そっちが早くできるかもしません。

やる気アップになるので評価やレビューをお願いします。

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