眠かったんだよ
ここは、気紛れなやつが神社に住み着いて、誰の願いを一回だけ聞いてくれるかもしれない小さな神社。
よく晴れた8月、小さな子供が小さな神社の噂を聞き、訪れた時のお話。
ちょうど太陽がその子供の頭の上に来たころにその少年は私の住みかに来た。
いつもは静かで、来るやつらは大抵静かに祈って帰る。
だから私はそのまま静かに過ごしている。
だけど、そいつは大声で、
しかも、私が気持ち良く寝ている時に、
「すいませーん!お願い事があるんですけどー!!」
私が気持ち良く眠っている社に向かって叫んできた。
私はその声で目を覚まし、何かあったのかと思い外の様子を小さな穴から覗いた。
少年が何やら大きな声で願いがあると言っていた。
「僕の大事なおもちゃが遊んでたら木に引っ掛かっちゃったから木から取り返してほしいの!!」
小さな子供は、誰もいない神社に大きな声で言っていてこれ以上私の大切な安眠の時間を妨害されても困るので彼の願いを叶えた。
その願いは悪意感じないような願いでもあったしな。
私は一輪の風を彼の周りに付けた。
“そいつが風でお前のおもちゃを落としてくれる。”
私が子供に向かって囁いた。
私の声が聞こえたのか、彼はそのまま帰って行った。
これで、またここに私の好きな静けさが戻る。
そう思って私は再び昼寝をし始めた。
あぁ、今日も良い昼寝日和だ。
私は社の木陰から程よい風を纏い《まとい》ながら木々の間から出入りする日を嬉しく思う。
あ、やばい、猫とか雀とかいいかもしれない。
隣にいたらふわふわしそうだ。
よし、鰹節でも置いて見るか。
いや、しかし木天蓼とか猫まんまのが良いのか…?
あぁ、わからない。
まぁ、また今度にして今は再び寝るとしようか。
さて、彼か、彼女が居たのは縁側なのか、邸内なのか、
存在していることがないものを信じるのか、それとも見えるのか、わかるのか、子供だったからわかったのであろうか
実は、作者もわからんのだw
と、言うより未定w




