表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

世紀末格闘少年デジバン

より強く。少しでも。この世に生まれ落ちた、あらゆる者の願い。何で。どのように。その違いはあれど、その強さは誰しも変わらない。私はそれを、思い知りました。


そこは、河川敷でした。酒の入った私は少しばかり夜風に吹かれようと、堤防を下りました。そこに、いたのです。話には、聞いたことがありました。


知ってはいました。日本古来の武術体系に伝わる、ある秘伝。それを体現すれば、もう負けることはない。聞いたことがある。こちらは。あちらは……聞いたことがありませんでした。


軽い。小さい。およそ強いという言葉とは程遠いと、誰もがわかる。彼の拳が放たれるまで、そうとしか思いませんでした。放たれた正拳。ドゥン!!!と空気を切り裂き炸裂した初撃で、勝負は決まりました。その一瞬の熱。私は足を踏み鳴らしていました。君は、何者だ?それが彼と私の、出会いでした。


いつかいたんだっけ?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ