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ほたほた。ほた?ほた!


気持ちの良い朝。私はベッドの上で大きく伸びをする。今日は天気も良いし星と会えるし良いことづくめだね。

顔を洗ってからリビングに向かう。すると、珍しく銀狼が早起きしたらしくソファに座ってテレビを眺めていた。あー、そういえば今日は特撮の日だったね。いつもこれくらい早く起きたらいいのに。


「ほたー、ほたほた。」

(おはよー、銀狼。)


待って、今なんか変な感じがしたよね?


「は?」


銀狼がテレビの画面から視線をこっちに向ける。…眉間に皺が寄ってる。


「ほた?ほたー、ほたほた。」

(あれ?なんだろう、へんな感じ。)


「…ふざけてるのなら後にして。私今ギャラクシーレンジャーに集中したい。」


「ほ、ほたー!」

(ふ、ふざけてないよ!)


えっ、えっ!?言葉が喋れなくなってる!?

パニックになった私はほたほた言いながら銀狼に抱きつく。


「ほたー、ほたほた。ほたほたほたぁ。」

(ぎんろー!助けて、なんか喋れなくなっちゃったぁ)


「えっ、なに?ふざけてるわけじゃないの?何言ってるかわけわかんないけど、めちゃめちゃ必死な表情してる。」


銀狼がテレビからこっちに意識を向けてくれる。


「ほた、ほたほた…ほたぁぁ。」

(私、ずっとこのままなのかな…うぇぇん。)


「な、泣かないでよ…私だってどうしたらいいか…あーーー、もう!星のところ行こう!」



銀狼に手を引かれながら星のところに向かう。星に見放されちゃったらどうしよう…


「っていうわけで、ホタルを慰めてあげてほしい。」

「なにそれ。ホタルー?」


「ほた。」

(星。あのね、落ち着いて聞いて欲しいんだけど。今日の朝からなんか喋れなくなっちゃったの。これはふざけてるわけじゃなくて、本当に困ってて…)


「なるほど、今朝から急になっちゃったんだ。大変だったね。よしよし。」

「え?何??今の「ほた。」に状況説明全部入ってたの???」

「うん。大体は。」


よ、よかったぁ〜。星に言葉が通じたよー!前にもクロックボーイが見えるって言ってたし純粋な子ならわかっちゃうんだ…!すごいよ星!!


「ほた…」

(星に通じたのは嬉しいな!でもこれ急になっちゃったしどうしたら戻るのかもよくわからなくて…星にしか言葉通じない可能性も大いにあると思うの!だから…も、元に戻るまでずっと一緒にいてほしい…かも。)


「いいよ。」


や、やったぁ!ずっと一緒にいてくれるって…!そ、それならしばらくは戻らなくても良いかも。えへへ…


「なんでわかるの!?」


なんでなんでって言ってる銀狼が可愛くて星と2人でなでなでしちゃった。銀狼には素直さ、純粋さ、無垢な心が足りなかったみたいだね?




────星と一緒に寝たら次の日には言葉を話せるように戻ってました。

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