ホタルと銀狼とゲーム
初投稿です。読切のSSを書いていくので気が向いた時に好きなところから読んでいただいて大丈夫です。
ネタバレや妄想注意が必要な時にはタイトルに注意書きを入れるようにします。
「その日私が星とゲームするんだけど。」
「無理は承知してる!でも、お願い!!」
星をショッピングに誘った日は銀狼と予定があると断られてしまった。
「それじゃあ、チュートリアルと言われているボスの撃破率が40%なこのゲームをクリアできれば譲ってあげよう。ただし、ゲームをするときは私が見ている時にやること!」
「やる!がんばるもん。」
「ホタルはゲーム下手だからねぇ。倒せるかな?じっくり見させてもらうよ。」
「えっ、どこから攻撃されたの!?」
ニヤニヤ
「なんで攻撃の仕方同じなのにタイミングずらしてくるの!?本当に人が操作してないの!?」
ニヤニヤニヤ
「毒直し使ったのになんで毒治ってないのぉーー!?」
「そりゃ【猛毒】だからね。ただの毒直しじゃ治らないよねぇ」
ニヤニヤニヤニヤ
「なんで何も言ってくれないのさーーー(X回目)」
「初見の楽しみを私が奪うわけにはいかないからね。にやにや」
「いじわるぅーーーー!!!」
〜〜〜数日後〜〜〜
「ホタル、何やってるの?」
「そっとしておいてあげなよ。戦士は今、安らかな眠りについているんだ。」
「…このゲーム結構難しかったよね。ホタルには厳しいんじゃ」
「この数日、寝る間も惜しんでボスに勝つんだって頑張って、ようやく勝てたのに寝ちゃってるんじゃ本末転倒だよね」
「とっても良い寝顔してる。やり遂げた!って感じ」
「ほんともう…真面目でつまんないポンコツお姫様だよ。結局ゲームクリアできなくてチュートリアルボスしか倒せてないけど。あっ、私今からゲーム買ってくるから、今日遊ぶ予定だったけどキャンセルで。埋め合わせはするからさー、それじゃね。」
「あっ、銀狼…いっちゃった。そしたらどうしよ…カフカ、は今いないみたいだし…ホタルとお昼寝しようかな。」
───数時間後、ホタルの叫び声と銀狼の笑い声が響いた。