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世界情勢エッセイ

「ウクライナ帰化人がミス日本」も審査そのものが“怪しい“と思う理由について

作者: 中将

◇賛否両論がある帰化人選出



筆者:

 本日はこのエッセイをクリックしていただき誠に光栄です。


 本稿では「ミス日本」について話していこうと思います。



質問者:

 今年はウクライナ出身の方が選ばれたようで話題になっていますね……。



筆者:

 賛否分かれているようですが、応募資格を見ると


『日本国籍を持つ17歳から26歳までの未婚の女性』

 

 とあるので、別に帰化されていれば何ら問題はありません。



質問者:

 しかし、日本のミスコンテスト代表が日本人の血が無いというのはどうなんでしょうか?


 多様性ということなのでしょうか?



筆者:

 「ミス日本」という名前からして「日本人の美しい人」を選ぶように思えてしまうところに皆さんの“違和感”があるのだと思います。


 実際にホームページを見てみると、


「日本らしい美しさ」を掲げ、社会で活躍することを後押しすることや、

「日本国内で完結する、日本人らしい美しさの最高位」と今はあります。


 そのために今回の選出が「多様性の押し付け」という批判があるのも、

 もっともな意見だと思います。

 「ミス日本国籍」とかに改名した方が良いかもしれませんね(笑)。



質問者:

 その「思えてしまう」とか「今はあります」って言い方が気になるのですが……。



◇「ミス日本」の始まりの歴史



筆者:

 この理由には「ミス日本」の成り立ちを見ていこうと思います。


 戦後の日本は食糧難で苦しんでいました。

 そんな中、アメリカから送られてきた救援物資「LARAララ物資」が栄養失調であえぐ日本の子供たちを救いました。


 それに対して、日本は1947年に衆議院議員本会議でLALA物資に対する緊急の感謝決議が採択、アメリカ国民に感謝を伝えるため女性親善大使を送ることを決めました。


 1950年、そこで親善大使選抜のために開催されたのが読売新聞社主催、中部日本新聞社・西日本新聞社の共催による「ミス日本コンテスト」なのです。


 1950年にミス日本に選ばれた山本富士子さんは日本とアメリカの懸け橋になったのです。



質問者:

 それじゃ、最初は純粋に美しい日本人を選ぶのではなく“日米の懸け橋になれる人”ということなんですか?



筆者:

 今はその役割は減退したと言えますが、

現在のミス日本公式ホームページにも1950年からのことが書いてあります。

 少なからずその理念を継承していることは間違いなく言えると思います。

 

 バイデン政権はウクライナ支援を前面に打ち出していますから、

「日本人で両親がウクライナ人」椎野カロリーナさんは物凄く適任なのでしょうね。


 つまり、“本来の趣旨”には物凄く合致した人物なのです。

 もちろん「多様性の押し付け」の要素も少なからずあるとは思いますけどね。



質問者:

 まさかそんな趣旨があるとは知りませんでした……。



筆者:

 僕はこの選出は『ウクライナの復興支援を日本さんが頑張ってね』という暗にメッセージを感じてしまいました。


 23年1月には9500万ドルの支援を約束していますし、

 23年6月の時点で58兆円もの復興費用がかかると言われています。

 一体どれだけ日本が負担するのだと頭を抱えてしまいたくなります。

 それが真水国債なら問題ないですが、現実はその分増税で賄うしょうからね……。


※外貨建準備金はアメリカ国債が9割で、そのアメリカ国債の購入費用は日本の国債を使っています。



質問者:

 ウクライナ支援をしてくれという要請の政治的な理由の可能性もあるわけですか……。



筆者:

 ミス日本は1950年と1952年の後、一時中断があったのですが1968年に復活し、その後は毎年開催になり今に至っています。


 そのミス日本が復活した理由も1970年の大阪万博の開催が決まったときに、各国への外交儀礼のためにミス日本を復活させようという声が高まり、再開されたようなのです。



質問者:

 まさかの「ミス日本」復活の理由も政治的な理由なんですね……。



◇マスコミ報道のすべてが“洗脳”の可能性



筆者:

 名目的には「日本国内で完結する、日本人らしい美しさの最高位」なのですが、

 歴史を見るとそうではないことは明らかです。


 そもそもな話、スポンサーが選んだ審査委員が選ぶ方式なので“恣意的”になってしまいます。


 せめて、我々一般人が最終投票でもする機会があれば話は変わってくると思うんです。


 一般人は専用アプリから投票する機会があるものの、一般投票1位の方には“特別賞”が与えられるのみで「ミス日本」には影響していないんですね。



質問者:

 なるほど、審査員に“政治的意図”が介入していくわけですか……。



筆者:

 現実はどうかわかりませんが、そう思われても仕方のない歴史的な背景があるということです。


 そういった背景を知った後「ミス日本」を見ると「一般人とは関係のない事」と言えると思っています。


 むしろ、椎野カロリーナさんは「ウクライナ復興大使として活躍する」という刷り込みが今からなされているプロパガンダ作戦や洗脳に近いと言えると思います。



質問者:

 「単純接触効果」という心理学用語では何度も見せることで好感を上げるという作戦がありますが、そういう感じですか?



筆者:

 そんな感じだと思います。

僕のような意識を持っていれば刷り込まれないと思いますが、

 何も意識されていないとウクライナ支援に対して国民感情をプラスに持っていきやすい(マイナスになりにくい)効果があると思っています。



質問者:

 なかなかそういう意識でテレビや新聞を見ないのでやられてしまいますよね……。



筆者:

 だから僕としては穿った見方をできないのであれば一定方向に洗脳されてしまうので、「マスコミを見るな」と思ってしまうんです。


 極端な話全ての報道がどこかしかの方向に誘導しているのではないかとすら思っています。


 これほど如実に今の「ミス日本」に対して政治的理由が介在することも稀だとは思いますけどね。



質問者:

 とは言え、知らず知らずのうちの刷り込みが一番怖いですからね……。



筆者:

 そういうことです。

 ということでここまでご覧いただきありがとうございました


 このように自自の事柄や政治・経済、マスコミの問題について個人的な視点で解説していきますのでどうぞご覧ください。

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― 新着の感想 ―
[一言] ブロッコリーかなって思っていたらこっちか・・・予想外と言えるような言えないような。 正直興味なかったから他のことを調べるついでにツイッター開いたらたまたま発見した程度だったし誰が選ばれよう…
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