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向宇市アナムネーシス  作者: 金子ふみよ
第五章

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10/20

清瀬阿弥

 清瀬阿弥はアナムネを発現できない。ヴァルネラビリティ値は入学当初は散々なものだったが、今はかなり改善されている。つまりいつアナムネを発現できてもおかしくはなくなった。そのはずなのだが、

「どうなんでしょうねえ」

 当の本人がどこ吹く風の様子な者のため、教師が苦言をしいた。彼女のアナムネがどういう傾向のものになりえるのか判然としないというのもその理由であった。例えば、畝摘ならば医者が夢と公言しているからそれに関する形状になる。日野は建前上射的が得意と言いふらしているからそれに関する形状になる。ところが、清瀬の夢はメルヘンチックで抽象的なものであるし、得意として鼻を高くするようなものはないからあてにならない。優しい人物であろうことは物腰や言動からすぐにわかる。単なる日和見主義でもない。だからこそかえって、彼女が向宇市くんだりまで来て叶えようとし、現わそうとしているアナムネが一体何か、分からないのである。


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