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僕は最強になる

2016年


上野泰斗が6歳の時にそれは与えられた、否、それは発現した。

異能【影分身】

自身の体力を分割することによって影分身を生み出す異能。

生み出された影分身は一定以上のダメージを受けることで破壊される。

影分身は自身の意思で戻すことが可能であり、その場合は分割した分の体力が回復する。

影分身は一定以上のダメージを受けて破壊された場合は分割した分の体力は戻ってこない。

なお、影分身が戻る、もしくは破壊された場合はその影分身が経験したありとあらゆる全ての経験が自身の還元される。

このありとあらゆる全ては文字通り全てであり、影分身の記憶からその時抱いていた感情に破壊され場合は、破壊された時に苦痛を味わったという経験まで、全ての経験が還元される。

影分身は自身と全く同じ容姿・姿であり、考え方も全てが同じである。ただし自分が影分身であるということは理解しており、本体である自身の命令に従おうという意思も存在する。

影分身は破壊されるか戻そうと思わない限りは永続的に活動が可能である。


 それは、異能かどうかすら分からない没異能と呼ばれるものが溢れるこの世界の中で、正に異能と呼ぶに相応しい力を持っていた。


 そして余りにも危険な力であった。

 この異能は使い方を一歩でも間違えれば簡単に自分が死ぬ異能である。

 その使い方というのは凄くシンプル影分身を大量に出すことであった。

 影分身というのは体力を分割して生み出す。

 それ即ち分割し過ぎればほとんどの体力がなくなるということである。

 そうなった場合、すぐに戻すことが出来ればいいが、それが出来なかった場合は文字通り体力がなくなって死ぬのである。

 息を吸う体力が体を動かす体力が、生命維持に必要なだけの体力がなくなって死ぬ。

 非常に恐ろしい異能である。

 少なくとも6歳児に発現して良い異能ではない。

 普通の6歳児であれば、自分の得た異能のことをお父さんなりお母さんに相談をしてしっかりとした機関に連れてかれて、そこで異能を使わないようにと教育される筈であった。

 そうなって然るべきであった。


 だけど上野泰斗は違った。


 彼には6歳にしてとある夢があった。


 その夢は【最強】になることである。


 この夢を持った理由は彼が5歳の時に見た7つの球を集めるアニメに影響されたからである。

 そのアニメは日曜日の朝にてリメイク版がやっていたのだが、それを見てから5歳にして少年は強さに憧れを抱いた。

 圧倒的な強さに強い強い憧れを抱いた。


 それは異常、異質ともいえなくもないが、しかし、彼も男の子、男ならば誰でも憧れる時期があるである最強に憧れるのが他の人よりも少し、いやかなり早かっただけである。

 そして普通ならば成長と共に最強になるのなんて無理だなと諦めるものだが、少年は違った。

 少年の目の前には最強に至れる可能性を秘めた最強クラスの異能【影分身】があった。


 そして少年はたったの6歳にして行動を開始する。


 【最強】へと至るというたった一つの目標の為に。


 ――――――――――――――


 補足説明

 主人公

 上野泰斗は頭のネジがぶっ飛んでます。

 正確に言えばまだ6歳という訳でしっかりとした人格形成は出来ていないので、今から頭のネジがぶっ飛んでいきます。

 何が善で何が悪かというのは分かりますし。

 法律というのも理解はします。

 倫理観もしっかりと備わっています。

 だけどその倫理観が欠けています。砕けてしまってます。粉砕、玉砕されています。

 平和な日本という国で育ったのならばあり得ないであろう思想と思考を持った、ある意味での戦闘狂のような思考を持ちます。

 ついでにいえば話が進むにつれて上野泰斗はオタク化が進んでいきます。ライトノベルに脳みそを食われてるのですかって感じで言葉の端々や行動がライトノベルや漫画に影響されてるんだなってのが分かるような感じになります。

 一応、主人公、上野泰斗としての軸、性格、本質がぶれないようにしっかりと設定を練って書き進めていこうと思っています。


――――――――――――――――


 面白いと思って頂けました嬉しい限りです。

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