表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
最強の能力者に平穏など訪れない  作者: 世界一の能力者のゴーストライター
12/34

10

集合場所に来た。もうすでに辺りは暗闇だ。洋平たちの姿を探してみると、街灯の下にその姿があった。俺は洋平たちに近づこうとする。

「へぇ、全然自販機なんかじゃなかったじゃない」

そんな有北の呟きを無視して。そんな時、俺たちよりも先に碓氷らに近づいた奴がいた。そいつは赤髪で筋肉質で、要するにファイアラーだった。俺は歩みを止める。なぜなら危険を感じたからだ。有北も止めた。

「ちょっと!助けないと!」

いや、その心配はいらん。むしろ俺たちの身を心配しろ。

「なに言ってんの!あいつは腐っても二つ名なのよ!それを一般人が――」

「よお碓氷」

街灯越しにもわかる下卑た笑みを浮かべながらファイアラーは碓氷に近づく。

「嘘!」

有北はこの後起こる未来を予測しえたのか、一つ感嘆符を発する。

「やあ、我炎君」

「くっくっく、実にむかつく野郎だ。お前、俺が二つ名だってわかっているよな?」

「ああ、もちろん」

「それなのにその態度とは、よっぽど強いか、よっぽど馬鹿かだが、お前は後者だろうな!」

炎が飛ぶ。それを洋平はぎりぎりで避ける。次に連撃が来るが、これもぎりぎりで避ける。

「ちっ、ちょこまかと。だったら、これは避けられないだろうよ!」

先ほどよりも一回り大きな下級が洋平たちに迫る。

「咲、目をつぶっていなさい」

「う、うん!」

刹那、炎が氷漬けにされた。

「危ないよ我炎君。それじゃ、僕の妹まで傷ついちゃう」

「ああ?なんだこりゃ?……クックック、そうか、お前の能力は氷結系か。だが、これを見る限りもうお前の体力は切れ切れだろうなぁ!」

もう一発、ファイアラーが先ほどと同じ火の玉を繰り出す。しかし、洋平はそれもいともたやすく氷漬けにした。

「いつまで持つかな!」

ファイアラーは連続でそれを繰り出す。しかし、それもまた氷漬けになる。

「ちっ、だったら!」

ファイアラーは全身を炎で燃やした。

「いいか?これは体中を超高温に温めることで超高速移動を可能にする業だ。宣言しよう!俺はまずお前の妹を殺す!そして、イラつかせてくれたお礼にお前は妹の後に嬲り殺してやる!」

ファイアラーが超高速で動く。ファイアラーのいたところの地面はえぐれる。

「妹?我炎君、君は妹に手を出すつもりかな?」

「ああそうだとも!」

ファイアラーが超高速のパンチを繰り出そうとしたその時――ファイアラーは一瞬にして氷漬けになった。

「多分君は今こう驚いているに違いない。なんで超高速で超高温の俺が一瞬で氷漬けに。だがね、君は実力差っていうのを知ったほうがいい。君程度で僕の妹に傷をつけるだと?笑わせないでくれ。僕の妹を傷つけられるのは、それこそ域谷君ぐらいだよ」

あ、有北、俺の後ろに隠れてろ

「わかったわ」

洋平は指を鳴らした。すると、ファイアラーの頭上には大きな氷の槍ができた。

「残念だよ我炎君。君の人生がこれで終わりだなんて」

その槍はファイアラーを貫いた。ファイアラーは風に散った。

よお碓氷。

「やあ、域谷君。しかし、二つ名ってのはこんなにも弱いんだね。君が退屈しちゃうのもわかるよ」

ああそうだろ?そして碓氷。二つ名入りおめでとう。

「いやいや、それを証言するのは君くらいだろう?それだったら前と同じように」

俺が妹を傷つけた時と同じように隠蔽するか?無理だな。何せ、ここには防犯カメラがある。

「ん?それがどうしたんだい?」

つまり、能力測定機関が四六時中それを監視しているってことさ。

そこには黒塗りのベンツが来た。そして中から出てきた人物が一言。

「やあ碓氷洋平君。まず、君には二つ名がつけられる。次に個人情報についてだが、君の顔写真は公開するかい?」

「ああ、なるほど。情報化社会ってのは怖いね。あ、公開しないでお願いします」

そのあと、碓氷洋平のいろいろな匙で時間がつぶれ、俺たちは雑談するのみで終わった。そして別れようとしたその時――

「ええと、碓氷君!私たち、APKS団に入らない?」

有北がこう宣った。

「えー、いや、僕はやめとく――痛いよ咲!ああわかったよ!入る入る!」

「えー、お兄ちゃん入っちゃうの~、一人じゃ心配だから私も入ってあげよう!」

「うん!いいわ!二人とも歓迎するわ!」

「よろしくお願いします!域谷おにいちゃん、有北先輩!」

「よ、よろしくね、域谷君、有北さん」

「よろしく!二人とも!」

よろしくな。

「じゃ、そろそろみんな帰ろうか」

そうだな。

俺たちは各々の方向へ帰った。

「ねぇ域谷、なんで私って咲ちゃんに睨まれたんだと思う?」

さあ知らん。俺に聞くな。洋平に聞け。

「そうね、そうするわ」

月は明るく照り、星々は瞬いていた。


なんで定期更新できないかと言うと、僕が大学生と言う、一番大変な時期だからです。単位を落とすことが怖いんです。僕は馬鹿なんで多分、何個か落とすと思います。それをどうにか少なくしたいんです。ご協力お願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ