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目の前に
目を開けるとそこには木。どこを見ても木。
ここはどこなんだろう。多分私死んだんだろうな。
ってことはもしかして異世界転生した??
オタクの思考回路は豊なのである。
ザーッ
水の音がする。喉も乾いたし行ってみよう。
少し歩くと今まで見たこともない透き通った泉があった。
すごい。感想がそれしか出てこない。
これなら飲めそう。
「わぁ!!!」
水に反射して自分の顔が目に入る。転生したのだから新しい顔だ。白い肌に黒い髪。
生前と髪色変わらないじゃん。金髪とかが良かったな。
でも前とは比べ物にならない美人だ。
「おい いつまでそこにいるんだよ」
「?!」
顔に見とれ過ぎて時間を忘れていた。
目の前には白髪の美男子が立っていた。