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魔女になっても苦労あり  作者: りな小説家の卵
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魔女の実態

私、松山美菜。

小学五年生だけど、ただの小学生じゃない。

私、魔女なの。

四年生の時に、魔女の頂点に立つリーネ・バードネッチェラン様から魔術を教えてもらったの。

んで、正式に魔女になったんだけど、魔女ってめっちゃ大変。

魔法使えて楽じゃん、て思ってたけど、そんな事なかった。

一ヶ月に一回、魔術のテストがあるから、猛勉強しなければいけない。

それに、記憶を書き換えるのが大変。

魔女なると、今住んでいる家から出て、違う家の人間として生きていかなければならない。

だから両親、祖父母、叔母、叔父、従兄。

とにかく、私を知っている人たちの記憶から、私の記憶だけを抜き取る必要がある。

まあ、たやすい作業だけど、たまーに記憶の良いやつが私の事を覚えてる事がある。

その場合は、その人の今までの記憶全てをごっそり抜き取って新しく書き換えた記憶を覚えさせる。

本当に面倒くさい。

ちなみに、私は大金持ちの松山美春、松山春太夫婦の記憶を書き換え、贅沢の限りを尽くしている。

洋服もリボンやビーズが付いていて、とっても気に入ってる。

もちろん、おこづかいもたくさん。数えてみたら五万円くらいあった。

数えてたらだんだん使いたくなってきたので、洋菓子店『スターレッド』でケーキをほおばった。

ガートショコラが一番好きだ。

魔女は、苦労も多いのだ。

でも、絶対に負けない。

魔女になるって決めたあの日から、絶対に諦めたことは一度もなかった。

家に帰ると、気合を入れ直した。

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