夢の遺言
禍「第2オリキャラにしてこの物語の第二の主要格の草薙さんですね。きましたよ。ちなみに今日は既に出てきたキャラではなくて作者の推しキャラの慧音先生に来て頂きました〜!」
慧「初めましてだな、作者殿。」
禍「ではタイトルコールお願いします。」
慧「東方心傷記、スタート!」
醒邏は夢を見た。とても辛い夢を。
そこに広がっていたのは無数の死体、とある死体は腰から下がなく、またとある死体は内臓が飛び出ている。醒邏が恐怖を抱きながら死体の山々を越えていると一つの声が聞こえた。
「お嬢…ちゃん………」
「っ⁉︎生きてますか⁉︎」
「よかっ…た…お嬢…ちゃんは…逃げ…な…」
その声の主は目が綺麗な紫色の鬼だった。
「でもっ!お兄さんがっ!お兄さんが!!」
「俺は…もう遅い…お嬢ちゃんだけでも…逃げて…“地霊殿”の主殿にこう伝えてくれ…『そのうち地底と地上を繋ぐ大異変が起こる』…と………」
醒邏が何度も頷くとその鬼は安心した様に醒邏の頭を撫でながら死んでいった。
「っ………お兄さん………」
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「お兄さん⁉︎」
「うわっ⁉︎どうしたの醒邏ちゃん!」
醒邏が目を覚ましたのは眠りに着く前にいた小屋とは違う所の様だ。醒邏は「ごめん…」と言いつつ隣の部屋に入った。
「おう!醒邏起きたか!」
「何とかなってよかったよ。」
「お邪魔してるわよ〜♪」
そこにいたのは3人の鬼だった。
勇儀と萃香、あともう一人名前の知らない鬼がいた。その鬼は外見は一言で言えば『細い』『綺麗』といった所だろうか。その紫色の魅惑的な服から覗く腕は細く、華奢だった。そしてその目を見ると夢の鬼と同じ綺麗な紫色の目だった。
「えっと…貴女は…?」
「私は草薙よ。よろしく。」
「草薙さん…早速一つ質問いいですか…?」
「なぁに?」
醒邏ははっきり言って怖かった。誰かを傷つけてはしまわないか、苦しめてはしまわないかと。
しかし勇気を出して問うことにした。
「弟さんとか…いらっしゃったりしました?」
禍「いやぁ、夢の中の鬼が草薙さんの身内の可能性が出てきましたねぇ♪」
慧「そう言えばこの物語で人里にいる私たちは出番無いんじゃないのか?」
禍「嫌だなぁ、何で章管理してるかわかってほしいものです。二章もあるに決まってるじゃないですかぁ!」
慧「ま、まぁそうだな…」
禍「それでは皆様またお会いしましょう!see you next time!」