心の支え
禍「ヤァ、禍月尊だよ!」
勇「星熊勇儀だ。結局醒邏はこの後どうなるんだ?」
禍「それはね?「ネタバレのため自主規制」になるんだよ。」
勇「お前さらっとネタバレしたな…」
禍「まぁいいや!スタート!
醒邏の心に完全なヒビが入ってから勇儀は醒邏を抱きしめ、落ち着かせようと試みるが醒邏に依然変化は現れない。
「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ……死んで償いますから許して下さいっ…」
「醒邏、落ち着け、死んで償うとか考えるな、何も考えずにまず深呼吸しろ、醒邏。落ち着け。」
何度も深呼吸を促すが醒邏の耳には届いていないらしく彼女は震え、涙を流し続けている始末。
「勇儀、私はヤマメを連れてくるから。」
「何でヤマメなんだ?」
「地上から来たんならヤマメに会ってる筈だ。ヤマメに会わせたらどうにかなるかもしれない。」
「わかった。」
勇儀が立ち上がり、近くの小屋に入って醒邏を落ち着かせようと一回座らせると後ろから一人の鬼が現れた。
「どうしたの?この子…」
「草薙か…さとり妖怪だと思うんだが…混乱状態でな。『死んで償いますから』とか言い出したから抑えてる状況だ。」
「ごめんなさいごめんなさいっ…生きててごめんなさいっ…ごめんなさいっ…」
醒邏の安定しない言動を見て彼女は口を開いた。
「萃香は?」
「ヤマメのとこ行ってる。」
「そう。」
そんな短い会話を終えるとその直後に小屋に走り込む少女が現れた。
「醒邏ちゃん⁉︎大丈夫⁉︎」
「ヤマメ…さん…?」
「こんなに衰弱して…大丈夫だよ…ここの人達は心読んでも大丈夫な人達ばっかりだから…」
結局その日はヤマメと醒邏どちらもその小屋に泊まる事になったらしい。
禍「次のゲストは…萃香かな。」
勇「そうだな。」
禍「それでは皆さんsee you next time!」