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東方心傷記  作者: 禍月尊
緋き星のさとり妖怪
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畏怖

禍「今回のゲストは黒谷ヤマメさんでーす!」

黒「イェーイ!!!」

禍「ヤマメさんは醒邏編で活躍するのでね。」

黒「それではレッツスタート♪」

《旧都》

さとり妖怪となった少女、醒邏は旧都を第三の眼を隠しながら歩いていた。醒邏にとって新しい能力は恐怖でしかなかった。本来なら分かるはずもない事が分かったりするから、というのもあるが“嫌われてしまわないか”というのが一番に来ていた。そんな調子で恐る恐る歩いていると後ろから誰かに肩を優しく叩かれた。

「えっと…なんでしょう…?」

醒邏は怖くて後ろを向かなかったが相手の方から前に来た。赤い一本角に白い服、少し透けたスカートを履いた大きな女性だった。

「あんた、新入りか?」

「あ、はい…緋星醒邏(あかほしせいら)っていいます。」

「醒邏か、私は星熊勇儀だ。よろしく。」

醒邏は手を差し伸べられてつい第三の眼を離してしまった。しかも鬼が沢山いる旧都で。これまでにない情報量が醒邏を襲う。そしてふと読んだ記憶に醒邏のあまりにも脆い心は崩れた。

「っ…!………さいっ…」

「?どうした?」

「勇儀!その子抑えな!」

近くにいた歪な形の二本角を持った鬼、萃香が怒号を飛ばすと同時に勇儀は醒邏の肩を掴もうとすると醒邏はうまく避けるかのように膝から崩れ落ちた。

「醒邏、大丈夫か?落ち着け、深呼吸だ。」

「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいっ!!!」

「醒邏?落ち着け、深呼吸しろ。」

勇儀が深呼吸を促すが呼吸は乱れ切り、会話もままならない状態である。そんな状態で野次馬が集まってくる。最悪の魔のループだ。

そんな脆いガラスの心は砕け散ったのであった。

禍「次回は勇儀さんですかね…」

黒「私の次にあったのが勇儀さんかぁ…今のところ5話まで予定組めるね〜。」

禍「まぁ次回に期待ですね。see you next time!」

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