再臨する狂狼と人里の番人
《地霊殿》
そこには複数人の人影があった。緋星 醒邏、霊雅 龍夜、古明地 さとり、そして謎の狐人がそこにはいた。しかしさとりと龍夜からすればその狐人は一番見たくない人物とも言える。
「神風…てめぇ…なんで来やがった…?」
「おぉ…怖い怖い。大丈夫、へんな用事じゃないから。安心しな。」
「そういう時大体貴方はやら「やめて!?もう止められたくないからやめて!?」…何があったのですか…」
何故か取り乱す神風に龍夜とさとりは首を傾げた。醒邏は神風の事を知らない為かさとりを膝に乗せて落ち着いている。
「…で…境夜という人にやれと言われたわけですね。その境夜と言う人がどう言う人か分かりませんがご愁傷様です。」
「「!?」」
「なっ!?なんでわかったの!?ってかなんで読めたの!?」
考えていることがバレた神風は途轍も無い位慌てふためいて紅茶カップを頭の上に引っ掛けてしまって呻いていた。
「あ…なんか悪いことしました?」
「待って下さい醒邏さん!境夜といえば今異変を起こしている大罪人じゃ無いですか!?」
「え?そうなの?」
「クッソ…あっちぃ…」
《博麗神社》
博麗神社では霊夢と魔理沙が漆黒の狼の相手をしていた。その狼は口から紫の炎を吐いたと思えば蒼く染まった爪で斬り裂こうと斬り掛かって来る。
「くっ…!魔理沙!気をつけなさい!この『狂狼』達前よりも強くなっているわ!」
「わかってるんだぜ!」
すると突然一匹の狼の動きが止まった。
「うぁっ!?」
「うぇっ!?」
そこには見覚えのある紫の着物の青年が六尺棒と呼ばれる門番などが使う棒を持って動きを止めた狂狼の前にいた。
「刑夜!助かったわ!人里は大丈夫?」
「大丈夫です。紅魔館にいる外来人が加勢してくれて人里は問題ありません!」
人里の様子を報告しながら一匹、また一匹と気絶させていく刑夜と呼ばれる人物は全て気絶させると狐の姿になって永遠亭の方へ向かった。
上白沢 刑夜、人里な上白沢 慧音の弟である。人里では『人里の番人』と呼ばれ、人里の人たちに愛されている人物である。ちなみに魔理沙を見ると何故かテンションがダダ下がりになるのが問題点である。
そして翌日、狼達はいつのまにか消え、気の休まらない平穏が訪れたのであった。




