音継の御子〜人を忌み嫌う青年〜
禍「やっとここまで来た…」
?「お疲れさん。」
禍「東方心傷記、スタート!」
《某所》
「ここかな?“音継の御子”はここか?」
「…………んだよ………」
ひとりの青年が尋ねたのは1人の暗殺者の元だった。“音継の御子”と呼ばれる青年は気怠そうに振り向き、来客に視線を向けた。
「これから君にはとある人物の暗殺を頼みたい。」
「相手次第では俺は降りる。前金は受け取らん。それが『我ら三人の総意だ』。」
音継の御子は不愉快そうにそう吐き捨てると仕事の支度を始めた。
《スキマ》
「…まさか外来人に能力者が居たとは…霊夢に伝えなきゃ…」
幻想郷の賢者、八雲 紫はスキマを開いて博麗神社に向かった。
《博麗神社》
「霊夢…っ!?」
紫が音継の御子の事を伝えようと博麗神社にやってきたが無駄足だった。いや、無駄足になったと言わざるを得ない。何故ならば霊夢の視線の先には音継の御子が鳥居の上で何処かを見ていた。
「どうしたの?紫、こいつ突然きたと思えばあれよ?外来人見たいだけれど…」
「気をつけなさい…暗殺者よ…“アイツ”から依頼を受けているわ。」
「…………」
睨み合う霊夢と音継の御子、果たしてこの音継の御子は敵となるか味方となるか。それは誰にもわからない。
残り1日
禍「残り2日目は飛ばしました。」
音「飛ばしたな…ところで本名はいつ出されるんだ?」
禍「そのうちさ。それでは皆さん、see you next time!!!」