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特殊だけど特殊じゃない

作者: 栗きんとん2

また増えている、そして確定ね。花粉症と食物アレルギー。

予想に違わぬ結果だけれど、へこむ。

年に数回のアレルギー検査。


清々しい春の陽気が怨めしい、いや憎い‼

いっそ焼き払うことが出来たなら。


神様、この世からあの憎い粉を消し去ってください。

もしくはきれいさっぱり治すお薬をお与えください。


珍しくなく生えている道端の草の花粉と星の数ほどある食べ物の中で、数種類しなくていい反応をからだが起こすだけなのに。


食べられない不満と無理解な周りへの諦めが静かに降り積もっていく。


「たった1種類穀物の粉が使えないだけ。

麦がダメなら米、米がダメなら芋の粉でいいじゃない。

家で作れば何でも食べられる。」


目から鱗。


唐揚げも天ぷらもケーキもパンも食べられないと絶望しかけた心に希望の光が灯った言葉。

家で作れる⁉


それからは、試行錯誤の日々。

理科の実験の様に、あれこれ材料をかえ大失敗を繰り返している。

プロの技で作られた物は食べられないけれど、支えてくれる人々の愛情の一杯詰まった特別品が味わえる。



願わくば、除去食や代替食が特別な事と言われなくなりますように。

スカートの色「赤」と「青」どっちがいい?というような感覚で選べる時代が来ますように。






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― 新着の感想 ―
[一言] 自分はアミノ酸という表示が入ってたら全てアウトですね。 ……自分で作るしかないですよな。
[良い点] この気持ちよくわかりますわー。たぶん斎藤秋さんだったと思いますけど、スギ花粉の童話を書かれていますよ。あれを読んだらすっきりするかも。(笑)
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