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卵の殻  作者: 黒井道化
1/3

~プロローグ~

こんな世界で大嫌いなものは「愛してる」。

誰にでも発する言葉。

「恋人」

「家族」

「思ってないくせに口に出す大嘘つき」

私は心から「愛してる」と言うことも言われることも、思うことも止めた。

何故なら、私の周りには「思ってないくせに口に出す大嘘つき」ばかりだっただからだ。「愛してる」と何度も言われた。でも、もう何も感じない、響かない。他人の心なんて読めないから、私のことどう思ってるか分からない。

だから「愛してる」なんて大嫌い。

だけど、言われたとき嬉しかった。あの時までは。



「愛してるよ」

恋人の水嶋 戒は私の髪をかき揚げ、頬にキスをして、「愛してる」と言った。そして私も。

「私も愛してる」

気持ちが悪いと思うくらい彼にすがり付いて何度も「愛してる」と言った。私達は本当に愛し合ってると思ってた、全てが壊れるまでは・・・。

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