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イケてるヘタレ剣士   作者: 小枝良祐
1/3

ーーーがんばるーーー

ーーーイケてるヘタレ剣士第1話ーーー

ここは桜華高校。

武道場からは剣道部の威勢の良い声が聞こえてくる。



『立花ー!おまえは何回言ったらわかるんだ⁈足を止めるなって言ってるだろ‼︎』


『はっ、はいっ…‼︎』


『おまえはほんとに何もできないな。成績も悪く、運動もできないとは。何か取り柄はないものか…』


『どうせ僕は…何もできないんですよ‼︎』


『おいっ!立花!まだ練習の途中だぞ⁈どこへ行くんだ‼︎』



俺の名前は立花秀人。なんの取り柄もないダメ男。剣道部に所属しているが、もちろん上達するはずもなく、怒鳴られる毎日が続いている…。



『はぁー…。』


『どうしたの?ためいきなんてついて…』



この人は桜木絵梨さん。僕が密かに思いを寄せてる人。でも、こんなダサ男じゃ釣り合うわけもない。



『いや、なんでもないよっ?』


『立花くんは…なんで剣道を続けてるの?』


『え?それは…強くなりたいし、剣道が好きだから?かなぁ。。。』


『そうなんだ!よかった。』



よかった??どうゆう意味なんだ??



『たまに部活しているところを見かけるんだけど、なんだか怒られてばかりだったから…部活が嫌いなのかと思ってたの。』


『ぼ、僕は確かに怒られてばかりで、嫌になることもあるけど、それでも、け、剣道は好きなんだ。ぼ、僕は僕なりのペースで頑張る。』


『その考え、すごくいいとおもう!わたし、立花くんを応援する!』



なんだ、このキラキラした笑顔。

すごく可愛い。まるで天使だ。



『あのっ、もし、、、ぼ、僕が3年の県大会で入賞したら、つ、付き合ってください‼︎』


『え???』


『…あっ!いやっ、えっと…』


『ふふっ。じゃあ、3年になったときに良い報告まってるね。じゃ、またね♪』



僕は何を口走ってしまったんだ。

引かれたにきまってる。

でも…良い報告まってるってことは。。。

よし!僕は桜木さんのハートをつかむために剣道をがんばるぞ!!



ーー第2話へ続くーー

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