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貧弱魔王さま、乙女生活を謳歌する  作者: 依馬 亜連
おまけ

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おまけ1:登場人物や設定

【登場人物】


・夏芽 まゆ子……

 十六歳。職業学生の眼鏡っ子。

 長い黒髪と、きりりとした瞳の持ち主。背はやや低め。

 黙っているといいところのお嬢さん風。黙っていれば、の話であるが。

 かつて人間を恐怖のどん底へ陥れた魔王の生まれ変わりであり、そのため口調が某世紀末の覇王っぽい。


 なお周囲からは、「頭は良いけど痛い子」と認識されている模様。

 趣味は新しい術式の開発と、魔王復権時の妄想。

 好きなものは独裁国家、魔導学の実習。

 嫌いなものは運動、いじめ、ウルリッヒ(というか、相手をすると動悸がするため苦手)。



・クロディーヌ・シッスル……

 十六歳。まゆ子のクラスメイトにして、いわゆる女王蜂さま。いじめっ子気質。

 カールした金髪に、ややつり上がり気味の青い目が特徴。スタイルはグンバツ。

 実はコンタクト使用の、隠れ眼鏡っ子。


 お金持ちのお嬢さまで、高校までは挫折知らずに生きてきた。

 そしてまゆ子という異物に遭遇し、困惑したり苛立ったりしている模様。

 つまりは何かと気になっている、らしい。

 いつでもパンプスを履いており、何かと背伸びがしたいお年頃の模様。

 好きなものは頂点。

 嫌いなものは誰かを見上げること。



・ウルリッヒ・イングヴァー……

 年齢不詳(ヒゲが生えていると三十代に見えるが、剃っちゃうと案外若い)。

 くすんだ金髪に、紅茶色の目が印象的。無精ひげも常備。

 表向きは探偵だが、その実体は冥府へ至る「境界の川」の渡し守。早い話が冥府の下っ端小役人なのである。


 呑気に有史以前から仕事をこなしていたが、まゆ子こと魔王に逃げられて初失敗。人間界まで追って来ている辺りから、その怒り具合が伺える。

 なお、どうして彼の方がまゆ子より年上の人間に転生しているのかというと、冥府側の手回しによるもの、らしい。


 現在もまゆ子の周囲をうろうろしているが、これといって危害を加えるつもりはない模様。

 代わりにセクハラは加えまくりであるため、違う意味で危険人物。

 好きなものは酒。

 嫌いなものは堅苦しいこと。



・イルーネ・メンタ……

 十六歳。まゆ子のクラスメイト兼一番仲の良い女の子。いわゆるダチに相当。

 茶色のショートボブに、少し垂れ気味の琥珀色の目が魅力的。

 更に褐色気味の肌+グラマー体型であるため、実は隠れファンも多い。

 なお、召霊夜で一緒に踊った少年の名前はトビーとのこと。


 まゆ子いわく「放っておけない鈍くさい子」らしいが、イルーネによればまゆ子の方こそ「放っておけない変わり者」であるとのこと。


 仲良し一家の中でも、特に祖父母と仲良く育ったためか、おっとりと礼儀正しい。

 老人タイムでの生き様が災いし、同世代からは「トロい奴」と認識されている模様。

 趣味はお買い物と食べ歩き。

 好きなものは甘いもの。

 嫌いなものは競争、苦いもの。



・ルロイ・ペッパー……

 十六歳。まゆ子のクラスメイトで、隣の席の子。いわゆる爽やか好青年。

 焦げ茶の短髪に、きらきらとした黒い瞳がモテポイント。背も高めでまさしくモテ男。

 狙っている女子生徒も多いらしい。


 スポーツ一家で生まれ育ち、本人も健全そのものな爽やか君へと成長していった。

 それなのに、女性の好みはかなり残念な模様。なにせあのまゆ子が、理想なのだ。

 友人たちが必死に更生を試みているものの、今のところ改善は見られず。

 一途過ぎる程に、奇人まゆ子を想っている模様。

 趣味はサッカー。

 好きなものは運動全般、まゆ子。

 嫌いなものは煙草の匂い。



・夏芽 将造……

 四十六歳。まゆ子の父にして社畜。

 やや後退した黒い髪と、つぶらな瞳がチャームポイント。

 平々凡々な家庭に育ち、平々凡々なオッサンへと変貌した男。平凡でないのは、娘の前世ぐらいである。なお妻は他界しており、いわゆるやもめである。


 穏やかな人格者で、そのお人好しぶりはまゆ子にもきっちり影響している模様。

 しかしその割に、催涙術や拘束術など、おっかない魔導を娘に教え込んでいる。倫理観は少しずれているのかもしれない。

 趣味は釣りと図書館通い。

 好きなものは娘、晩酌。

 嫌いなものは揉め事、誰かの不幸。




【設定】


・人間界……

 文字通り、人間の住む世界。「魔素」なるエネルギーを基礎として、社会を構築している。

 かつては魔界と大戦争を繰り広げていたが、現在は大きな争いも起きず、平和ボケを享受している。



・魔界……

 文字通り、魔族が住む世界。他にも規格外な大きさの動物=魔獣がうじゃうじゃいたりと、基本的に危険。

 また、精神生命体などという謎の生命体もいたりと、生態系は人間界と大きく違うらしい。

人間界とは断絶されたとはいえ、今でも時折恵みや災いをもたらす世界。



・魔素……知的生命体の、複雑な感情の発露によって生み出されるエネルギー。

粒子となって大気に溶け込んでいる。これを原動力に、魔導学が発達している。



・シュタインベルガー市……

 物語の舞台となっている街。多民族・多国籍な自治領。盆地にある港湾都市であるため、海水浴場などもある。移民が多く、治安はあまりよくないらしい。

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