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プロローグ

こんにちは、はじめまして。今回初めて小説を書きました。

至らないところもあると思いますが、よろしくお願いします。

それは唐突な質問だった。


「衣最は生きてて楽しい?」


「.....それは僕に自殺を促しているのか?」


「あ、いや、そうじゃなくてさあ...」


「そうじゃないなら良かった。幼馴染みの君から促されたらショックで本当に自殺してしまいそうだからね。」


「あはは、ごめんごめん。じゃあちょっと変える。.....この世界楽しい?もっと楽しい所があると思わない?」


「.....やっぱり促してるよね?」


この自殺を促してきた幼馴染みは「東雲愛羅」。東雲と書いて「しののめ」と読む。愛羅は「あいら」だ。

そして自殺を促された僕は「依吹衣最」。「いぶきころも」と読む。


僕たちは現在高校一年。小学校からの腐れ縁で、下校もよく一緒にする。

ある放課後のこと、僕たちはいつも通りいつもの道を下校していた。


「.....それで?僕はそこの橋から飛び降りればいいの?」


「違うってば。...ほら、アニメとかでよくあるさぁ、魔法とか使える感じのそういう世界。そんなのがあればいいのにって話だよ。」


「ああ、なるほど。それならば一度幼稚園にでも行って子供たちと交流を深めてくるといいよ。何かみえるかもしれないし。」


「.....殴るよ?」


殴られるのは困る。痛いし。


「分かった分かった。それで?」


「うん。だからさ、明日の朝までに何か見つけてきて。」


「明日までにって、そんなの見つかる訳がないだろ。第一、そんな世界あるわけが.......。」


「あ、じゃあ私はこっちだから。明日までによろしくっ!」


「あっ!....逃げた。」



....あいつは子供だ。いや、体は十分大人だが精神がいつまでも子供だ。昔からずっとそうだ。魔法がどうのこうの、サンタクロースがどうのこうの、そんなことばかりをおいかけている。そして愛羅が何かするたびに、毎回僕がとばっちりに遭う。その繰り返しだった。しかも本人の気まぐれで3日で飽きたり半年持つこともある。


さて、今回はどれくらい持つだろうか。せいぜい一週間かな。


この時の僕はそんな感じに気楽に考えていた。






........これが伏線になるとはしらずに。


プロローグなので短くしました。

次の話は少し長くなると思います。

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