第9話時点の人物紹介
1. 主要人物:ギルド「アルカディア」
八代 匠
年齢: 35歳
前職: IT企業 課長(中間管理職)
現職: ギルド「アルカディア」ギルドマスター / 政府公認・特務アドバイザー(非公式) / プロブロガー
クラス: 無職(Lv.2~成長中)
二つ名: 現代の錬金術師、影の支配者、八代先生(ネット上の通称)
【人物像】 本作の主人公。かつて伝説の死にゲー『ダンジョン・フロンティア(ダンフロ)』を死ぬほどやり込んだ「元・廃人ランカー」の記憶を持つ転生者。 一見すると理知的で落ち着いた大人の男性だが、その本質は「効率」と「攻略」を何よりも愛する生粋のゲーマー。 「世界がゲームになった」ことを誰よりも喜び、社畜時代の鬱憤を晴らすかのように、圧倒的な知識とスキルで現代社会のヒエラルキーを破壊し、再構築していく。 性格は冷徹な分析家だが、身内には手厚い。逆に、自身の利益を阻害する非効率なシステム(政府の買取制度など)には容赦がない。
【保有スキル】
ユニークスキル:【万象の創造】(等級:SSS)
概要: あらゆるアイテムのクラフト、付与、合成を可能にする神の権能。
確定付与: 『可能性のオーブ』などを使用する際、ランダムな結果をねじ曲げ、自身が望む効果(Mod)を100%の確率で付与する。
合成: 二つの異なるユニークアイテムを融合させ、双方のメリットを維持しつつデメリットを消滅させた「完全上位互換品」を作成する禁断の秘儀。マナと精神力を大量に消費する。
ユニークスキル:【鑑定】(等級:SSS ※推定)
アイテムの名称や数値だけでなく、「隠された真価」「由来」「将来的な相場」「最適な運用方法」までを瞬時に読み解く。写真越しでも発動可能。
人材に対しても有効で、相手の隠しスキルや適性を見抜く「スカウト眼」として機能する。
【装備・ビルド】
ビルド概念: 「ギルドマスター・ビルド」。自身は前線に出ずとも、組織力と経済力で世界を制圧するスタイル。だが「無職」の特性(全装備可能)を活かし、緊急時にはあらゆる役割をこなせる万能型になる予定。
主要装備:
首輪: 『清純の光輪』…自作のSSS級ユニーク。全属性耐性アップのオーラを常時展開し、マナコストもゼロ。これ一つで属性攻撃を無効化するチート装備。
武器: 鉄パイプ(初期)→ 今後は自作の魔改造武器を使用予定。
【特記事項】 政府高官すらも論理と利益でねじ伏せ、自身の意のままに国の制度(オークション導入など)を変えさせた。現在の資産は数億円規模だが、彼にとっては「初期資金」に過ぎない。
神崎 リン(かんざき りん)
ハンドルネーム: レン(Ren)
年齢: 20代半ば
外見: キャップを目深に被り、ラフなパーカーを着こなすボーイッシュな美女。
役割: ギルドのエースアタッカー(物理火力枠)
性格:
サバサバしており、細かいことは気にしない快楽主義者的な側面がある。
「確率」や「ギャンブル」を好むゲーマー気質。「適当に振ったら敵が弾け飛んだ」という感覚派。
束縛を嫌うソロ気質だったが、匠の提示した「最強装備」と「面白い未来」に釣られて最初のメンバーとなる。現在は匠に対して全幅の信頼(と崇拝に近い畏怖)を寄せている。
【保有スキル】
ユニークスキル:【重なる凶星】(等級:SS)
効果: 攻撃時、クリティカル判定を2回行う。
判定A: どちらか成功でクリティカル。
判定B: 両方成功で「真・クリティカル(ダメージ倍率が2倍になる)」。
ポテンシャル: クリティカル率を100%にすれば、常時「真・クリティカル」が発生し、理論値最強のDPSを叩き出す殺戮マシーンとなる。
【装備】
『清純の光輪』: 匠から「入会特典」として渡された国宝級アイテム。本人はそのヤバさを理解しつつ、「制服」として愛用している。
方針: 防御はアクセサリに任せ、ステータスは攻撃(CRT率・倍率)に全振りする「超火力特化ビルド」を目指している。
その他のギルドメンバー(初期メンバー)
タンク役の田中
役割: タンク(盾役)
概要: 匠の情報をいち早く信じて加入した一人。真面目な性格で、匠の指示通りに「HP」と「防御」を上げている。
装備: 『清純の光輪』を装備したことで、「歩く要塞」と化している。魔石を集めて倉庫を満タンにするのが日課。
魔術師見習い
役割: 魔法アタッカー / 分析担当
概要: 洞察力があり、オークションに出品された「清純の元素」が、自分たちが装備している「清純の光輪」の劣化版であることに気づいた。魔法職の弱点(マナ枯渇・紙装甲)を匠の装備で克服し、固定砲台として覚醒しつつある。
2. 政府・関係組織
佐伯
所属: 内閣官房国家安全保障局・ダンジョン対策室 室長
概要: 日本政府におけるダンジョン政策の実質的な責任者。
人物像: 切れ者の官僚。国益と治安維持のためなら、個人のプライドを捨てて匠のような「得体の知れない民間人」とも手を組む柔軟さを持つ。
関係性: 匠を「危険だが有能な劇薬」として認識しており、特務アドバイザーとして囲い込もうとしたが失敗。現在は「ビジネスパートナー」として、匠の提案(オークション、鑑定士雇用)を丸呑みし、代わりに装備の安定供給を受けている。
JG_Procure
概要: 政府公認オークションに現れる謎のアカウント。その正体は防衛省・装備調達部門。
行動: 匠が出品する「HP+30」「耐性付き」のマジックアイテムを、値段を問わず即決価格(100万円など)で爆買いしていく太客。国民の税金で自衛隊員の命を買っている。
3. 重要アイテム図鑑
SSS級ユニークアイテム(八代匠 作)
【清純の光輪】
種別: 首輪
素材: 『清純の元素(ユニーク首輪)』+『元素の円環(ユニーク指輪)』を合成。
効果:
全属性耐性+5%、最大HP+40。
スキル【元素の盾】(Lv10)付与:周囲の味方の火・氷・雷耐性を+26%。
【元素の盾】のマナ予約コストを100%カット(常時無料展開)。
解説: 序盤における「無敵」の象徴。これを装備している限り、F級~D級の魔法攻撃で死ぬことは物理的にあり得ない。市場価値は「測定不能(国家予算レベル)」。現在はアルカディアの正規メンバーにのみ貸与されている。
一般流通アイテム(市場操作対象)
【守りの革ベルト(火)】などの量産マジック品
製作者: 八代匠
効果: 最大HP+30、単一属性耐性+10%前後。
解説: 匠がノーマル品(原価数百円)にオーブを使って加工したもの。政府や金持ち探索者に10万~100万円で売られている。「命を買うと思えば安い」という匠のブランディングにより、飛ぶように売れる。
【ポータルの巻物】
効果: 念じるだけでダンジョンから脱出できる消費アイテム。
相場: 当初はゴミ扱いされ捨てられていたが、匠の啓蒙活動により「命綱」として認知され、価格が高騰中。
【変成のオーブ(青)】
効果: ノーマルアイテムをマジックアイテムに変化させる。
用途: 匠が公開した「強制鑑定法」や「お手軽強化」により需要爆発。
【可能性のオーブ(茶)】
効果: アイテムのレアリティをランダムに変化させる(低確率でユニーク化)。
用途: ギャンブルアイテム。匠にとっては「確定クラフト」の触媒となる最重要素材。
4. 用語・世界観設定
【ダンジョン・フロンティア(ゲーム版)】
匠の前世における伝説の「神ゲー」。
極限まで作り込まれたシステム、1000を超えるビルド、無限のスキルツリーが特徴。
その難易度は理不尽なほど高く、知識のない初心者は「初見殺し」で淘汰される仕様だった。
【ダンジョン(現実版)】
ある日突然、東京(新宿・渋谷・港区)ほか世界中に出現した亜空間。
F級ダンジョン: 最初のステージ。ゴブリンなどが生息。初期はここでも死者が続出した。
インスタンス形式: パーティーごとに個別のマップが生成されるため、他のパーティーとの横槍や奪い合いが発生しない(初期仕様)。
【一律一万円買取制度】
ダンジョン発生初期に政府が実施していた悪法。
どんなレアアイテムもゴミも、まとめて一律一万円で強制買い上げしていた。
匠のロビー活動(という名の恫喝に近いプレゼン)により廃止され、現在は「公認オークション」と「公認鑑定士」による市場経済へと移行した。
【八代匠のビルド・ラボ】
匠が開設した個人ブログ。
「死にたくなければHPを盛れ」「耐性は25%確保しろ」「ジェムに魔石を食わせろ」など、ゲーム時代の常識を現代人に叩き込むための啓蒙サイト。
探索者たちの間では「聖書」扱いされており、更新されるたびに市場相場が変動するほどの影響力を持つ。
【アルカディア(Arcadia)】
八代匠が設立した探索者ギルド。
拠点:東京都港区「ミッドタウン・タワー」高層階。
理念:「最適解による攻略と、富の独占」。
特徴:少数精鋭。ギルドマスターが「最強の装備」と「攻略情報」を提供し、メンバーは素材回収と戦闘に専念する完全分業制。福利厚生(装備支給)があまりにも良すぎるため、メンバーの忠誠度は異常に高い。




