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魔法学校の後輩に堕とされそう  作者: ほかほかいろ
8/19

こういうの少し憧れてたんだよね



 朝、横を見ると陽奈ちゃんがリスみたいに丸まって寝てる。

ものすごい幸福感に包まれながら、起こさないようにゆっくり体を起こす。

「陽奈ちゃん大好きです。」


起きてるんだよなぁなんて、寝てる私にも好きって言っちゃうくらい好きなんだーって嬉しくなる。

でも起きるのは恥ずかしい。

 朝は時間がないから早く起きないといけないのに。

月華ちゃんに好きって言われて体が動かなくなってしまう。

私こんな月華ちゃんの事好きなのか。

そんな事を考えると体が熱くなる。


 月華ちゃんが着替える音が聞こえて私は起き上がった。昨日脱いだ服は片付けてくれてあった。

でも着る物がないと恥ずかしいので布団を体に巻き付けて部屋を出た。


「朝から誘ってるんですか?」

「誘ってない!」朝から本当に何言ってるんだと思う。

「その格好はえっちすぎます。」

「はいはい。ありがとねー」適当に流して私はシャワーを浴びだ。昨日サボっちゃったもんな、臭いかな。


 制服に着替えてメイクして、髪の毛にアイロンして。だいたい準備できたかな。

んーでもやっぱお腹すいたな。


「月華ちゃん、食堂いかない?」

そう聞いてから月華ちゃんを見たらパンをむしゃむしゃ食べていた。


「行きまふ」

口にパンを詰め込み食べてないように見せる。とっても可愛い。

「まだ食べれそう?」

「はい……」

恥ずかしそうに言ってる月華ちゃんはとっても可愛かった。



「朝はメニュー少ないね。」

「でも美味しそうです。」

 私はスムージーと、鮭とご飯とお味噌汁のセットにした。

月華ちゃんはパンケーキとコーヒーを頼んでた。

さっきもパン食べて無かったっけ。


味噌汁うまぁー。

こんな美味しいんだからもっと世界的に流行るべきだと思う。

 昨日何も食べてなかったからか、すぐに食べ終わってしまった。

月華ちゃんはまだ食べているので、観察することにした。もぐもぐ食べてて可愛い。


「先輩も一口食べますか?」

「え、食べたい!」

「あーん」って恥ずかしそうにしながら私にくれる月華ちゃん。

こういうの少し憧れてたんだよね。恋人にあーんってされるの。月華ちゃんには内緒だけどね。



 悠長に食堂に行っていたせいか、遅刻ギリギリになってしまった。

「月華ちゃん急ぎで!」

 一度寮に戻った私たちは、私は洗濯機を回し、昨日の洗濯物を干しつつ、月華ちゃんがお布団を直し、掃除機をかける分担をした。


 寮では定期的にちゃんとできているかの確認が不定期でくるため、何もせずに出るわけには行かないのだ。


「思ったより余裕あったね。」

「ですね、良かったです。」

「昨日脱ぎ散らかした服洗濯機入れて置いてくれてありがとうね。」

「先輩の服ならいくらでも片付けますよ。それに今まで先輩が掃除とかも全部してくれたじゃないですか。」

「それは先輩としてね。やりたくてやった事だから。」

「今日は頼ってくれて嬉しかったですよ。」

「じゃあこれからもお願いしちゃおうかな。」

そんな事話してるうちに校舎に着く。


「じゃあまた放課後、部活でね。」

「先輩絶対浮気しないでくださいね。」


 私は笑って手を振りそのまま教室に向かう。

私が浮気するほどモテると思っているのだろうか。

浮気するなら月華ちゃんの方じゃないのか。

あんなに可愛いしモテるんだろうなと。少し不安になる。



 教室で私は焦っていた。「げ、やばい。」普段寝る前に翌日の準備をする私は、カバンの中身が昨日のままだった。朝も慌てていて、忘れていたのだ。


「どうかしたのか?」

部長が聞いてくれる。部長には色々と相談にのってもらった事もあり。

諸々の事、教科書を忘れたことを話すことにしたのだ。

「そうか。僕はこの花を、大事に見守る事にするよ。」

「なんの話してるの。」

少し呆れた、私の話を何も聞いていない。


「とにかく教科書だよ。私勉強できないんだから教科書なかったら本当に何も分からないよ。今から取りに戻って間に合うかな。」

「僕のを使っていいよ。だいたい覚えてるしね。」

「あ、ありがとう。昨日も英語あったから英語以外貸してもらえるかな。」

さすが勉強できる人は違うなと、少し羨ましく思った。



授業が終わり教科書を返しに行った。

「教科書ありがと。助かりました。」

「気にしなくていいよ。」



「それより部活なんだけど小豆さんと莉緒さんの試験勉強を見ることになったから。」

「2人で訓練室自由に使ってくれ。これ鍵ね。」


「あ、うん。」部活で2人きりか。私襲われないよね?



 部室に行き月華ちゃんを待つ。

先輩たちが卒業してから、この部室もずいぶん寂しくなった物だ。

先輩たちの私物が急に減ったからなのかな漫画とかゲームとか。

 恋愛経験が全くと言っていいほど無い私は、恋人が何をしたらいいのか分からないでいた。

今日部長に付き合ってること言っちゃったけど、勝手に言っていいのかな。



「陽奈先輩だけですか?」

「そうだよ。試験の勉強するらしいから2人で訓練室自由に使っていいってさ。」

「2人だけですね。」

そう言って私に近づいて来る。キスしようとしてるのがわかる。


「ここ学校だよ!」半分怒り半分照れていた。

「学校じゃ無いならいいんですね。」

「そんな事言ってないし。」


なぜかシーンとなってしまう。

「訓練室行こう。ね?」

黙ったまま着いてきてくれた。


 今日は何しよっか。

顧問の先生は去年から、顔を出さなくなってしまったので自分たちでメニューを考えていた。


「月華ちゃん、的に向かって魔法使ってくれる?」

「わかりました。」


すぐに魔法を打ってくれる。

「なんか昔の私を見てるみたい。」

「先輩に憧れて始めたので先輩の真似をしてます。」


そういえば前に模擬戦した時も、無詠唱魔法使ってたしな。

「やっぱ基礎練しよっか。」


月華ちゃんは案外真面目だった。

ちゃんと練習するし。襲うとか変な空気が全くなかった。ごめん月華ちゃん。


「そろそろ終わろっか。」

「もう少しだけお願いします。」

「うん。いくらでも練習付き合うよ。私も練習したいしね。」



 相当遅くまでやってしまった。

これは食堂間に合わないな。

「月華ちゃん大学の方のお店でご飯食べてかない?」

「いいですね!デート楽しみです。」


 デートになるのか。これ。

私は急に緊張してきた。

楽しみだけど、昨日の事を思い出してしまう。


始めてブックマーク貰えました、本当にありがとうございます!!

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