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魔法学校の後輩に堕とされそう  作者: ほかほかいろ
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敵わないな




 月華ちゃんは何で抵抗しないのかな。雰囲気なんてないし、床に押し倒してるし背中とか痛いかもしれない。

「月華ちゃん。ベッド行こ」背中に手を回して体を起こす。

「先輩。大好きですよ。」ベッドまですぐだっていうのに腕を絡めてくる。


 月華ちゃんが私に触れる。。その手つきは私とは違う。優しくて、何も言わなくても私が好きって伝わるような感じ。

「月華ちゃん。」

「分かってますよ。大丈夫です。私はずっと大好きですから。」私が不安に思ってもすぐに気づく。

 本当にこの子には敵わないな。



 「月華ちゃん。本当にごめん……」

「全然いいですよ。そろそろ夕飯の時間ですしおきましょうか。」

 私はずっとベッドで月華ちゃんにくっついていた。こういう時は茶化さない。月華ちゃんは大人だ。月華ちゃんの体は柔らかくてふわふわでずっと抱きしめていたい。

「夕飯辞めときますか?」

「ううん、食べる。」

 2人一緒に起き上がり服を着る。すっかりイライラしてるのも消え、その代わりに月華ちゃんをもっと好きになった気がした。



 今日は何にしようかな。いつも悩む時は麻婆豆腐にするのに、今日はいつもと違う物を食べたくなった。

 そして食券を買って、列に並ぶ。月華ちゃんは今度はナンカレーにしていた。本当にパンが好きらしい。


「先輩がお蕎麦好きなんですか?」

「あんまり食べた事ないから食べてみようと思って。」

 食べて見たら案外美味しい。麺つゆの風味がとてもいいし、味も美味しい。

「これってわさびだよね。どこにつけるのかな?」

「麺つゆの中に入れるんですよ。」

「なるほど。」麺つゆにいれてみて。蕎麦を口に運ぶ。

「んっー。」辛い?痛い?鼻になんかツーンって。入れ過ぎたのかな。

「ふふっ先輩可愛い。」こういう時は茶化してくるらしい。



 部屋に戻り、学校の宿題や、戦闘魔法の新しい魔法なんかを調べたりゴロゴロと過ごしていた。

「先輩明日って暇ですか。」

「明日はお昼まで寝るつもりだからその後なら。」

「ダメです。朝起きてください。」

「なんでよ。1週間ぶりの休みなのに。」

「私とデートに行くからです。」



 月華ちゃんに誘われて珍しく休みの日に早起きしていた。月華ちゃんはいつも着ないような可愛い下着を着てどこに行くつもりなんだろう。私も可愛い下着にするべきなのか。そんなの持ってないけど。

「準備できました。」

「可愛いね。」

「ほんとですか。」凄く嬉しそうに言う。そんなところも可愛いよ。

「ほんとほんと、行こっか……」

本当だけど、こんなに可愛い月華ちゃんは誰にも見せたくない。


 学校がある山奥から、街の方に降りるバスに乗っていた。どこに連れて行ってくれるのかな。

「今日は晴れてよかった。」

「絶好のデート日和です。」前のデートは酷い終わり方だったからね。今日は楽しんで貰いたい。

 月華ちゃんは白いワンピースをしてる。とっても可愛い。なのに、私はさっき見た下着姿が忘れられず。変な気分なり、月華ちゃんに横から抱きつく。



 先輩が甘えてくれる。普段とのギャップもあるし、本当にやばい。

「先輩キスしたいです。」

「私もしたいけどバスの中だよ。」

 本当にその通りだ。

 というか私もしたいって。この人は私の心臓を破りにきてる。

 先輩と繋いでる手をぎゅっと握る。今はこれで我慢する。



 私が降りるバス停を間違えていたりしたけど。私が焦って慌てていると先輩は笑って歩いていこうって提案してくれて。先輩は大人だなーって思う。


「着きましたよ。」

「なるほどね。私が好きそうなところだ。」私が連れてきたのは大型のスポーツ施設だ。魔法を使ったりもできるので先輩が好きそうだなって思って選んだのだ。

 先輩は灰色のデニムの短パンに白いTシャツと、動きやすそうだし平気かな。


 チケットを買い。中に入る。事前に調べてはいたけど入ってみると、少しイメージと違い薄暗い感じだ。

「めっちゃいい感じ。大会前のロッカーって感じ。」

 先輩は早速目が輝いている。さっきまで繋いでた手も気づいたら離れ。先輩は走る。

「下が魔法使っていいエリアみたいだから行こ!」そう言ってニコニコで手招きされる。楽しそうだしいいか。

「待ってくださいよ。」急いで追いつく。



 普段は色んな競技の大会、会場としても使ってて何もない日は、こうして一般人が遊べるようにしてるのだ。

「まずはボーリングからやろう。」

「はい。やりましょ。」

 魔力ありのボーリングはピンにシールドが貼ってありたくさんの魔力をぶつける角度なんかが大事だ。


「月華ちゃん。これ結構難しいかも。」ストライクが取れず先輩は悔しがっている。

「じゃあ私行きますよ。」

「え、すごいストライクじゃん。」

「ピンからピンに魔力をぶつけるイメージです。」

「お、できた。」

「もういっちょ。」ドーンと球がピンにぶつかりピンのシールドを破壊する。

「これ気持ちいいね。」



 「あれなんなの。プロ?」「あの2人何者なの?」

「音やばすぎでしょ。」

 だんだん周りの人の注目をあびる。2人はお互いの事しか見えていなかった。



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