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31.STステーションの来訪者

・消失の章:1~12話

消失という任務を実施する理由とは?

 その任務を遂行する各メンバーはどのような人物なのか?


・悲哀の章:13話~26話

 新たな仲間を探すダイブになっています。

 15話~18話 ナンバー4の出会いと別れ

 19話    ナンバー3について

 20話~22話 ナンバー1の出会いと別れ

 23話~26話 ナンバー4の決断


・裏切りの章:27話~(3日毎に更新)

 ステーションがメイン。

 27話~30話 少々退屈な話ですが、必要なので。

 31話~??話 Time Keeperの襲撃

Time Keeper 本部

ドジル『神父様、ロキ以下三名を連れてまいりました。バイエンは戻っていません。』

ディーン神父『バイエンは殺られたのだろう。バイエンに勝てるとしたら相手はゾーンか。あの男が相手なら殺られても仕方がない。単純な強さで測れば人類史上最強だろう。戻ってこない者はどうでもいい。それより準備が整った。この者とともにラマラガンに、ネモに死を。そしてやつらの拠点をこれで破壊するのだ。』そう言って2つの機器を渡した。神父のそばには覆面の男が立っている。

ドジル『やつらのBHBを使うのですか。』覆面の男を見つつ聞いた。

ディーン神父『改良版だ。範囲を半径50mから500mに。そして解除機能を無くし、カウントダウンは三分にしてある。』

ドジル『つまり、一度スイッチを押せば終わりというわけだ。これでネモや仲間を抹殺すればいいわけですね。』

ディーン神父『いいや、ネモだけは確実に殺せ。それはそのあとに使うんだ。拠点を捨てて逃げられる可能性もあるからな。他の仲間は放置でいい。BHBに巻き込まれればそれまでだ。だが、不測の事態が発生すれば殺してもいいが、ゾーンだけは手を出すな。』

ドジル『分かりました。しかし、ゾーンを殺さずにネモだけを殺すのは簡単ではないかと。』

ディーン神父『その装置を使えばいい。特定の電磁波を発生させる装置だ。Time Breakerの拠点に入ったらスイッチを押すんだ。それでどうなるかは実際に使ってみれば分かるだろう。』直径20cm厚み5cmの円盤の物体を指して言った。

ディーン神父『この二つの機器で操作に問題があればこの男が対応する。』

覆面の男が手を挙げた。

ディーン神父『では、任務を遂行せよ。』

ドジル以下四名『はっ。』


ディーン神父は、五名が出て行くのを見てから『いるか。』と言った。

『こちらに。』と声だけが聞こえた。

ディーン神父『ローランド。姿を見せろ。心臓に悪い。』

ローランドが姿を現した。

ディーン神父『例の計画を始める。適当に十名連れていけ。どのくらいかかるか分からないが確実に現れるはずだ。現れたらすぐに連絡をよこせ。すぐに行く。私が直接交渉しよう。』

ローランドは黙って頷き、そして出て行った。


ディーン神父『手は打った。ネモというブレインを失ってもその意思を継いで未来を変えようとするのか。それとも諦めるのか。』



STステーションの格納庫。

タケオは、ある物を探していた。どうしてもパスタが食べたくなったのでどうせなら手作りでと思いパスタマシンを探していた。教授が買い物したものの中にパスタマシンのような形状を見たような気がすると言ってたので探しに来たのだ。教授は買い物するときは深く考えずにあれこれと買うので用途不明品が多いらしい。そしてナンバー2に怒られているらしいのだ。それにしても整理整頓されていない。買うだけ買ったら放置状態になっている。怒られて当然だ。でも美人が怒ると怖すぎるから、俺も気を付けようと思った。

タケオ『それにしてもひどいな。整理整頓したくなってきた。時間があるし、片付けながら探すか。』そう呟いて片付け始めた。


STステーションの食堂。

教授、ナンバー1、ナンバー2、ナンバー4が談笑していた。ナンバー1の足元にはナンバー5とナンバー6が寝ている。

ナンバー4『タケオさんは、どこ行った?』

ナンバー2『タケさんなら料理器具を探しに格納庫に行ったわ。タケさんが、メンテや料理もすべてやってくれるから助かるわ。』

教授『うむ。日本人は働き者というのは本当だったんだな。おかげで時間が余るからデータ整理が捗るよ。』

ナンバー4『ナンバー2は家事全般を教えてもらってるんだろ。どんな感じだ。』

ナンバー2『フフフ。タケさんは教えるのが上手よ。どうしてこの手順なのかまで説明してくれるから分かりやすいわ。ところでタケさんは少しは強くなったの?』

ナンバー1『無理を言うな。年齢を考えてみろ。今のままで十分すぎるだろ。タケオの食事のおかげで体調がすごくいいぞ。』

ナンバー2『それもそうね。』そこまで求めるのは酷だろうと思った。

ナンバー2『食事は美味しいけれど最近ねえ。』とお腹に少し肉がついてきたのが不満だった。

教授『タケオ君が来たら話そうと思っていたが、時間がかかっているのかな。先に話そう。次の任務についてだが。』

三人(時間がかかっているのは教授が格納庫を整理整頓してないせいだ。)と思った。

教授『今後はクロスポイントを気にせずにやってみようと思う。まずは。』ここまで言ったときナンバー5とナンバー6が起き上がり唸りだした。

ナンバー2『どうしたの。』なだめるように頭を撫でたが、鳴き止まない。

ナンバー2『おかしいわ。どうしたのかしら。』

ナンバー1は警戒していた。動物の感は馬鹿にできない。だが何も感じない。そのとき、STステーションの出入口に侵入者があった警報が鳴り響いた。出入口のカメラはモニター室でしか見れなかった。

ナンバー2『侵入者?もしかしてナンバー3かも。』

教授『それしか考えられない。このステーションの場所を知っているのは我々以外はナンバー3しかいない。』その希望を打ち消すように、

ナンバー1『違う。気配は複数。殺気を放っている。迎え撃つぞ。』


タケオには警報音は聞こえなかった。以前、格納庫で見つけたiPodで音楽を聴きながら整理整頓していた。


STステーションの出入口。

ドジル『ここがTime Breakerの基地というわけか。元は宇宙ステーションだったな。どのぐらいの広さなんだ。探すのに苦労しそうだな。』

覆面の男『スイッチを押せ。』

ドジル『そうだったな。』電磁波発生装置を起動させた。

ロキ『何も起こらないな。』

覆面の男『行けば分かる。』そう言って歩き出した。

ドジル『少しは説明をしたらどうだ。』

覆面の男はそれには答えず進んでいく。ドジルは隊長だが強く出れなかった。このダイブ前に手合わせをしたのだ。ドジルは、任務遂行のために順位をつけて従いやすくするためだったのだが、覆面の男に勝てなかったのだ。

ドジル『ちっ、行くぞ。』他の三人も続いた。


登場人物紹介(30話まで)

Time Breaker

・ネモ教授 :65歳 インド出身 リーダー 本名ラマラガン(元大学教授)。

・ナンバー1:50代前半 190cm  ロシア出身 屈強怪力 本名ゾーン アーミーナイフ所持。

・ナンバー2:22歳 160cm  フランス出身 長髪で美人 剣を背負っている。

・ナンバー3: 165cm位  アジア系 精悍な顔つき 行方不明。

・ナンバー4:28歳 170cm55kg イギリス出身? 茶髪で茶色の目 ナイフ所持。

・ナンバー5:1歳前後? カナダ出身 グリズリー。

・ナンバー6:1歳前後? カナダ出身 グリズリー。

・ナンバー7:52歳   日本出身バツイチ 本名馬場竹男。

その他

・アレクサンドラ・ボーニッシュ:26歳 人の情報を知る能力持ち。ナンバー4と相思相愛。

・遠藤麻希:女子高生 ナンバー1を好き。


用語

・BHB:ブラックホール爆弾。半径50mの全てを消失させることができる。

・DBH:?

・STステーション:元宇宙ステーション【ノア】

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