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なぜ俺は放課後、天使と堕天使のハーレムと正義の味方してるんだ!?  作者: 一色一二三
第三章 正義の味方、エンジェルレンジャー部
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無題

 私は謳おう。

 あなたは地の底、虚空の闇、

 すべての善の双子でありすべての人の陰。

 光の前に闇があり、水面に映る影がある。

 肉を歓び欲を尊び、邪を愛でる闇の子よ。


 来たれ、来たれ、来たれ。

 私は天を踏み地を頭上に戴く。

 血を呑みくだし、あなたに淫し、業を孕もう。


 地獄ゲヘナの孕み子よ。

 ジュデッカ、トロメーア、アンテノーラ、カイーナ、

 プレゲドン、ハーデス、ステュクス、アケロンの住人よ。

 セフィロートの鏡よ、実像を喰らう虚像たちよ。


 罪びとを打ち据え、偉大なる堕星に仕えども、

 あなたに名はなく、あなたに姿はなし。


 嗚呼! 堕星のみどりごよ、罪の枝葉よ。

 アドナイ、エル、エロヒム、エロヒ、エヘイエー、アシェル、

 エハイエー、ツァバオト、エリオン、イヤー、テトラグラマトン、シャダイ、

 言葉より先にまします主の名において、

 あなたを呼び、あなたの力を願う。





「…………そう。そうだ。恐れないで。畏れないで」



「欲に身を任せ――すべてを信じるんだ」



「そうすれば、君の願いは叶えられる」



「天使は厳しい。けれど、悪魔は優しいのさ。とても。とても……」

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