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オレの勇者パーティは全員アホだが強すぎる。  作者: エース皇命
第4章 絶世の美女がアホすぎて

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閑話 神界から見通す者

 初めての恋人とのデートは、最終的に大成功を収めた。


 闘技場で注目を浴びたオレたちは、今日のMVPに選ばれ、次の闘技場観戦の無料チケットまで手に入れた。


 昼は喫茶店の恋人限定ラブラブスムージーを2人で飲み、日が暮れるまで王都の街をぶらぶらした。


 シエナの彼氏としてはまだまだかもしれないけど、これからはエスコートとかも完璧にマスターしていくつもりだ。

 彼氏初心者としていろいろ学ぶことはあるなと感じたものの、シエナは楽しそうだったので成功だったと思う。




 本拠地(ホーム)に帰ると、ジャックに闘技場での出来事を話した。


 魔導書とか古書ばかり読み(あさ)っているジャックなら、少し複雑な神界の知識とかも持っているかもしれない。


「これは推測に過ぎないが、もう水の女神はお前に影響を及ぼすことはできないだろう」


 最初に保険をかけたものの、自信ありげな表情からはかなり確信度が高いことを読み取れる。


「夢の中でも?」


「水の女神は死体(・・)に憑依した。神でさえも、死体を自分の好きに操ることは禁忌(タブー)とされている」


「じゃあ女神(あいつ)はどうなるんだ?」


「神界の法に詳しくはないが、厳しい罰則が与えられることは間違いない。そもそも、夢の世界に干渉することも禁忌(タブー)に近いものだ」


「かなりのルール違反を繰り返したってわけか」


「もしまた夢の世界に水の女神が出てくるようであれば、俺に教えろ。対処法は知っている」


 なんて奴だ。

 最初からジャックに相談していればよかったな。


 変に強がっていた自分がアホらしい。


「ありがとな」


 素直に礼を言うと、目を細くして自分の部屋に戻っていった。

 照れくさかったんだと解釈しておく。ジャックはツンデレだから。


「よかったね」


「だな」


「今夜も……一緒に寝る?」


「だな」


 変な意味はない。

 今夜もシエナの温もりを感じながら、穏やかに眠りについたことを報告しておこう。




 ***




 神の過ごす神界。

 人間界とはまた別の次元にあるこの広大な世界には、不老不死の神々が気ままに暮らしている。


「やっちゃったのね、ネプティーナ」


「……(わたくし)はただ、アキラ様が可愛くて――」


貴方(あなた)はやりすぎたのよ。私のように静かに見守っていれば、こうはならなかったでしょうね」


 神の監獄であるアストラ・ノクスに囚われているのは、四肢を拘束された水の女神ネプティーナ。


 檻の外から不敵な笑みを浮かべるのは、ネプティーナが見たこともないような金髪の女神だ。

 その容姿はやはり整っている。


「安心して頂戴(ちょうだい)、ネプティーナ。アキラは私のものよ」


「あなたは一体……」


「私も貴方と同じでアキラのファンよ。死んでしまった彼をあの世界に送り込んだのも、彼に力を与えたのも私。でも、私のことはどうもいいの」


「……」


「神の世界の掟を破った裏切者にもう用はない。いい勉強になったわ」


「何を……アキラ様に一体何をするおつもりですか?」


「そうね。応援、かしら。貴方にもわかるでしょう? 自分が応援している子には、誰よりも輝いてほしいの」


 名前も目的も謎の女神は、不敵な笑みを崩さないまま、神の牢獄を後にした。






《キャラクター紹介》

・名前:シエナ

・年齢:19歳

・種族:ヒューマン


・身長:163cm

・容姿:紫の長髪ストレート、緑色の瞳


 女神にも引けを取らない絶世の美女。

 かつてシエナガンの試し撃ちでゴブリンの集落が複数犠牲になった。そのせいか、多くのゴブリンからゴブリンキラーと呼ばれて恐れられている。

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