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天使《エンジェル》は革命の夜に目醒める  作者: 花園 ねむり
第一章︎✦︎夜の国ノクターン
4/6

軍人の少女が語る夢

こんにちは!花園ねむりです!

今回は、キキョウの姉が登場します。

第三話を公開しました!ぜひお楽しみください♪

挿絵(By みてみん)


✦軍人の少女が語る夢


「今日はここに泊まってください。地図は、スイムさんが起きたころに姉がお部屋まで持ってきてくれると思います。それでは、おやすみなさい」

「キキョウさんありがとう!おやすみなさい!」

 キキョウと話し、スイムはすこし元気になった。

 スイムはベッドに入り、深い眠りについた。

 

 コンコン

 朝になったであろう頃、ノックが聞こえた。

「んーん、まだ寝る……」


 コンコンッ

「んー……」

「スイムさんのお部屋で間違いないですか?地図をお持ちしましたよ」

 地図を持ってきたということは、キキョウの姉が来たのだ。

 スイムは寝ぼけながらも、ドアを開けた。

「ねぼすけさん。あなたの地図取り返しましたよ」

 深い藍色の髪を両サイドで三つ編みにした少女が立っていた。

「ん、!あ!ありがとうございます」

 目がようやくぱっちりと覚めたスイム。

 ルナを部屋に入れた。


「お茶飲む?」

「お構いなく」

 スイムは鞄に入っていたお茶をコップに注ぎ、ルナに渡した。

「あ、ありがとう、ございます」

 ルナは、小さな口で上品にお茶を飲み始めた。

「大丈夫だよ!私は朝日を浴びに行ってくるね!」

「あっ、朝日はないですよ」

 ルナが気まずそうに言う。

「え?朝日がないってどういうこと?」

「この国はずっと夜なんです。朝は来ません」

 ルナ曰く、どうやらこの国、ノクターンは別名夜の国と呼ばれていて、永遠の夜に包まれているという。

「そうなんだ〜!おもしろいね!私が生まれたところは、空が光のようにまぶしかったよ!記憶は曖昧だけどね!」

「素敵な場所で生まれたのですね。ノクターンは他のどの国とも距離があるので、ルナは別の国に行ったことがないんです。だから、朝日や本で見る蒼天を見たことがないのです」

 ルナは透き通る青い空にどこか憧れを抱いているようだった。

「でも、スイムさんの生まれたところが明るい場所だと聞いて、ちょっと希望が持てました。いつか、青い空の下をキキョウと姫と三人で歩くのが夢です」

「そうなんだね!!ルナさんの夢、絶対叶うよ!機会があったら私の生まれたところに連れてってあげる!」

「それは嬉しいです。ありがとう」

 ルナは笑顔でそう言った。


 そんな話をして時間が経ち、お茶を飲み終えたルナは帰って行った。

今回も最後までお読みいただきありがとうございました!

ルナは特に思い入れのあるキャラで、誕生秘話とかいろいろ語りたいですがまた時間あるときにお話しさせてください!

また次回お会いしましょう♪

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