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✦prologue✦

はじめまして!花園ねむりです!

私は昔からオリジナルキャラクターを作るのが大好きで、自分のキャラに生きてる感じを出したいと思い、今回物語にしてみました。

希望と絶望、そして、革命をテーマに作ってみた物語です!

天使、悪魔、人間、ドラゴンなど、様々な種族が登場します♪

本当に、色んな作品からインスピレーションを受けています!

はじめて執筆した小説ですが、少しでも心に残るものがあれば幸いです!!

 挿絵(By みてみん)

 世界が滅びるーー。ただそれだけの未来を変えるため、私は祈った。


 夢は、どこから来るのだろう。

 祈りとは、誰のためにあるのだろう。


 私が(つく)った世界なのに、答えがわからなくなってしまった。

 初めに私が望んだ世界は、すべての生命が幸せに生きれる世界だったはず。

 それは実現できていた。

 ただ、想定外のことが起きたのだ。

 私の眼では()ることができなかったのだ。

 

 私が創った世界はただ一つなはずなのに。


 この世界には、脅威が迫っている。

 それは着実に(むしば)みはじめている。人の夢、人の笑顔、人の幸せ、そして人自身。すべてが死に向かっている。

 まだ、私以外は誰も知らない。

 私はすでに希望を失くしてしまった。

 私にはこの脅威を消すことができない。

 私が創った世界、

 この世界を救うために、残った最後の力で天使を創った。


 初めに、形を創った。

「あなたは私と同じ存在なのです」

 二日目に、願いを込めた。

「私が諦めた願いを継承する者はあなたです」

 三日目に、感情をあたえた。

「あなたはこれから、たくさんの感情を知ることになるでしょう」

 四日目に、夢を託した。

「私の夢はあなたの夢。けれど、あなた自身の夢も見つけてほしいと望んでいます」

 五日目に、能力をあたえた。

「私が持つ右目の能力を与えましょう。必ずあなたの役に立つはずです」

 六日目に、言葉をあたえた。

「あなたにはこれから出会う仲間がいます。仲間たちと助け合い、ぶつかり、成長するためのものです」

 七日目に、名前を付けた。

「あなたの名前は『スイム』」


 そうして私は創り出した。

 


「私はあなたにすべてを託します」

「世界をあなたの望む形に変えてください。心優しいあなたなら、私と同じあなたなら、私の望む世界に変えてくれるでしょう」

 夢と希望を持つ穢れのない純粋無垢な存在。

 それこそ、私が創った地上天使(アースエンジェル)

「私はなにをしたらいいの?」

 うまれたばかりの天使は首を傾げ、神に訊いた。

「この世界は破滅へと向かっています。あなたはその脅威を取り除いてください。あなたにしかできないのです。それがあなたの使命」

「そんなこと、私にできるのかな?」

「あなたなら必ずできる。心配する必要はないのです。あなたは、あなたを助けるたくさんの道しるべとこれから出会っていきます」

 天使はまだ眠そうだったが、それでも理解はしたような反応を見せた。

 

 私は創った天使を地上に送り出す準備を始めた。

 天使に、旅をするための服を仕立て、着せてあげた。

「わあ!これ、つくってくれたの?」

 目をキラキラ輝かせている。

「お気に召しましたか?」

「うん!!すっごくうれしい!主が私のために作ってくれたからだよ……!」

 体をくるくる回転させている。こんなものが本当に嬉しいのだろう。

「さて、もう時期出発ですよ」

「わかった!!すっごく楽しみ!」

 笑みを浮かべた後、天使はなにか気になっているようだった。

「あれ?武器はないの?」

 自分の武器が手元にないことに気づき、不安になったのだ。

「あなたにしっかりとありますよ。剣よりも、盾よりも、何よりも強い武器が」

「それってなあに?」

「鏡を見てください。あなたの右目、それがあなたの武器です」

「え!おめめが武器なの!?」

 予想通り、天使は驚いている。

 蒼い右眼に電源マーク。この瞳こそが、能力の鍵となる。

「そういえば、主と私の右眼っておんなじだね!お揃いだー!」

「ふふ、気づきましたか?お揃いですね」


 天使とそんな話をしていた私は、すこし幸せだった。


 時はあっという間に経ち、いよいよ天使を地上に送り出す時間がやってきた。

「地上へと続くこの階段を降りることで地上に向かうことができます。ちょっぴり旅になりますが、必ず地上へと降りることができます。そこからがあなたの本当の旅のはじまりとなるでしょう」

「わかった!主、ありがとう!行ってくるね!」


 そうして、天使は笑顔で階段を降りていった。


「地上圏に入ったらあの子は私を忘れてしまうけれど、きっと素敵な出会いをするから、問題はなにもないですね。私はすこし休むとしましょう」



これは、革命の夜に目醒(めざ)める天使の物語。


最後までお読み頂きありがとうございます!!

はじめてだったので変なとこあるかもしれませんが、たくさん書いてたくさん成長していきますのでこれからもよろしくお願いします!

プロローグは神聖な感じを出したかったので、聖書の序盤の書き方を参考にして書いてみました。

ちなみに創造神とスイムは外見がほぼ一緒なのです!(服装や翼の大きさは違うけどね)

皆様のコメントや感想、首を長くしてお待ちしております♪

あらためて、Prologueをお読み頂きありがとうございました!

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― 新着の感想 ―
しゃべって動くスイムちゃんかわいい これからの冒険がたのしみだ(´ω`)
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