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星空の約束、君と僕の未来  作者: 風月 凜音
第六章:新たな未来への誓い
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40. 星々を繋ぐ誓い

ユウキは深く息を吸い、アリスの手をそっと握った。


「俺は、絶対に後悔しない選択をする。」


その言葉にアリスは静かに頷き、ユウキの目を見つめ返す。


「ユウキ……」


彼女の目には深い決意が込められていた。彼女もまた、ユウキと同じように、これからの未来に対する強い思いを抱いている。


「たとえどんな未来が待っていても、私はユウキと一緒にいたい。それがどんな形でも、私は……」


アリスは言葉を詰まらせ、少しだけ顔を赤らめるが、それでも言い切った。


「だから、私はユウキを信じる。」


その言葉にユウキは少し驚いたような表情を浮かべ、すぐに小さく微笑む。


「ありがとう、アリス。」


彼の心に温かいものが広がっていった。彼女が言った言葉、信じてくれているというその気持ちが、どんなに大きな支えになるか、ユウキは理解していた。


その時、星空の下、再びあのローブの人物が現れた。ゆっくりと近づき、二人の前に立つ。


「お前の決断は、面白いものだ。だが、選ばなければならない道は、まだ少し残っている。」


その言葉にユウキとアリスは一瞬顔を見合わせた。


「残っている……道?」ユウキが尋ねる。


「そうだ。お前の選択が本物かどうか、試す必要がある。」


そのローブの人物の声には、何かしらの威圧感が含まれていた。


ユウキは静かにうなずき、アリスを見つめる。


「今、俺にできることはこれだけだ。試練を受ける。もしそれが本当に俺に与えられた道なら、どんな試練でも乗り越えてみせる。」


アリスは少し不安そうに彼を見つめるが、すぐにしっかりと頷く。


「私も一緒に……どんなことがあっても、ユウキと一緒にいる。」


ローブの人物はその言葉に少し驚いたような素振りを見せるが、やがてにっこりと微笑んだ。


「いいだろう。それが本物の誓いならば、お前たちが試練を受ける準備ができたという証だ。」


ユウキは覚悟を決めて、深く呼吸を整える。


「では、始めよう。」


その言葉を合図に、星空の中から光が現れ、二人を包み込んだ。


星々が一斉に輝きを増し、空に無数の光の線が繋がるような美しい景色が広がる。ユウキとアリスはその光の中で、互いに手を取り合い、確かな未来を信じる。


それは、二人の誓いだった。


「星々を繋ぐ誓い。どんな試練が待っていても、私たちは負けない。」


ユウキの言葉が夜空に響くと、星々は一層輝きを増し、未来へ向けて新たな道を照らし出した。

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