イジメ捜査 4
関西出身で、東京の話しを書いて住所がわからないので、なかったり間違ってたらすみません。
死因はわからないので、何となくで描いてます
目が覚めるとそこは、署の仮眠室だった。なんだか身体が熱い、苦しい、息を吸ってもすぐ吐いてしまう。どうやら熱が出たようだ。最悪な事になった。
「ハンチョウ、ゆっくり眠って下さい。今日はお疲れ様でした。」
この声はケイトだ。声を掛けるより眠りの方が強く、眠ってしまった。
次に目が覚めた時は朝だった。身体は怠いが学校に行かなければ。布団から出ようとしたとき、まるで雲の上に立っているようだった。宙に浮いているようで、目が回って、気分が悪い。その上酷い頭痛と寒気、最悪だ。でも私の仕事は決まっている、レオさんを守ることだ。
「私は、何をしているんだ。」
その時、誰かが入ってきた。洗面器とタオルを持っているケイトの姿だ。
「ハンチョウ、なんで起きてるんですか。寝てて下さい。まだ熱が下がって無いんですから。」
「私は学校に行かないといけない。レオさんやシオン君の事だって。」
私が部屋を出ようとし、立ち上がったが眩暈がして倒れ込んでしまった。
「ハンチョウ、今日はもう連絡してあるので休んで下さい。今日はイツと他の先生が見張っているそうなので、問題ありません。帰りも、しっかり送って行きますので。」
「次は、ナカがターゲットになるかもしれない。」
「大丈夫です。イツは水をかけられる前に逃げると言っていました。」
「しかし、共倒れになったら元も子もない。それなら、私が行って・・・」
ケイトの顔つきが変わった。どこか怒っているような顔だ。ため息を吐いてこう言った。
「ハンチョウ、アナタは自分の身体も大切にして下さい。あの時はレオさんを送った後で直ぐ助ける事ができましたが、もし学校で倒れたら、確実に皆さんに迷惑をかける事になります。それに直ぐ助ける事ができません。」
自分は反抗できなかった。身体は怠いし、頭も痛くてうまく回らない。心では言いたい事がいっぱい有るのにまとまらない。
「ハンチョウは、何も気にせず眠ってください。」
ケイトと話したせいか、一気に疲れがでたせいか、私は気を失うように眠ってしまった。ケイトは、息をついた。そして部屋を出て田中京子の捜査に向かった。ケイトの代わりに来たのはナツホとヒロだった。二人は昨日の捜査でシオン君の家族の問題を解決した。その夜、百合子さんから連絡があり家族の輪が良くなったと伝えられたそうだ。後は田中京子の捜査のみになった。
今日はまたハルと一緒に田中さんの家を訪れた。父親について聞き込みだ。
「田中さんの旦那さん。ああ友樹さんね。事故で亡くなったって言う話を聞いてます。」
「ちょっと待って下さい。それってもしかしてですけど、渋谷三丁目の事故ですか。」
ハルは、何年か前の事故を思い出したようだ、自分はその時、捜査に関わっていなかったため、あまり記憶に残っていなかった。
「すみません。ありがとうございます。結城さん、この事故かなり前の事故です。」
ヒロに電話をかけその時の内容を調べてもらった。それから自分達は田中さんの家を訪ねた。
「刑事さん。昨日は京子がすみませんでした。後、昨日話さなかったことがあります。」
「何ですか。なんでも良いので話して下さい。何か京子さんが変わった理由が解るかもしれません。」
スミレさんは口を開いた。
「実は、京子が幼い頃、父の友樹が事故で亡くなったんです。その時は京子は理解してなくて何度も、パパはどこ。いつ帰ってくるのと、聞いてきました。そのたびに私は、パパは遠くのお仕事で帰ってこれないのと言ってきました。それから、少したって京子は五歳になりました。その時からオモチャを投げたり、壊したりするようになりました。」
スミレさんは申し訳なさそうに過去の事を話してくれた。ヒロからの電話が来た。
「ちょっと失礼します。」
電話に出ると、ヒロは事件のことを詳しく話してくれた。
「結城さん事故の情報が分かりました。渋谷三丁目が現場です。事件が起きたのは十三年前、京子さんが四歳の時です。事故原因は、運転手の前方不注意により跳ねられ頭蓋骨骨折、出血死です。その時の容疑者が、京子さんが不登校にさせた少女の父親です。名前は、土岐ユズル。子供は土岐ゆうこです。その時二人で買い物に行った帰りだったそうです。」
「解った。ありがとう。」
電話を切ってスミレさんにもう一度話を聞いた。
「スミレさん、京子さんが土岐ユズルさんの名前を知ったのはいつかわかりますか。京子さんが少女を不登校にさせた理由はおそらくこの事件がきっかけです。」
「もしかしてなんですけど、小学校の時にその話をしている人がいて、それを覚えていたのかも知れません。」
不登校にさせた理由は解明した。後は今の山を片付けるだけとなった。




