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2,魔王の使い
すいません、遅れました。
「なぁ、その喋り方、、、」
「はい?何でしょう?」
「えっ、、、いや、、、」
…どうしてこうなるのだろう、俺の方が年上なのに、、、
シュウアにとってアリスは年下の可愛い妹みたいな存在なのだ。
シュウアはライティングデスクの椅子に座った。
「それでお兄様、どうして2日も会いに来てくれなかったのですか???」
「えっとそれはな、、、っそう、あれだよ、忙しかったんだよ!!」
「ほぅ、『忙しかったんだ』ですって?」
「うん、、、」
「へぇ何故??」
「、、、っく、そうだよ、魔剣が完成したんだよ!!」
「お、お兄様ついに完成したんですね!!!!!!!!!!」
…………………………………
この世界には魔剣というものがある。
''世界滅ぼす十三の魔剣''
と、いう。
これらの剣はほかの剣とは雲泥の差の力を持っている。
古より伝わりし
'最遠の十一剣'
この世を繋ぐ新しき
'新世のニ刀剣'