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7話 婚約ぅ!?

今回は短いです。申し訳ありません

この国の王の娘、カナは前世に約束を交わした河北夏奈ということが判明した。

しかし、アーランドさんはカナをとても気に入っており、とても付き合うとは言いがたい。なのでどうしようかと悩んでいる。あれもだめ、これもだめ、そんな風に意見を出し合ってたら外が暗くなっていってしまった。

「もうこんなに暗くなっちゃったな、カナは寮生活なのか?」

「うん、お父さんが寮生活のほうが友達もできやすいからって。」

「さすがアーランドさん…じゃあそろそろ寮に行こうか?」

「そうだね。私も寮で新入生の顔合わせがあるっていってたから。」

顔合わせ。毎年寮生活する新入生と在校生が食事を共にする行事だと聞く。めんどくさいのがいなければなぁ。

「ほらカナ。15年ぶりに…な?」

俺は手を差し伸べる。前世ではよくこうやって夏奈を掴んでいた。

「久しぶりだね…ほんと」

そういってカナは俺の手をとる。

「いくまえにお父さんに挨拶しないと。」

うげぇ、挨拶かー

「ばれなきゃいいけど…」







「カズト、カナ。もう行くのか?このまま王宮に泊まっていいんだぞ?」

「いえ、そういうわけにも行きません。」

「実は寮で先輩との顔合わせがあるんです。なので流石にとまるというわけには…」

っそういってカナと俺は頭を下げる。そのしぐさを見てアーランドさんはなにやら顎に手を置いてなにやら考えている。

「どうしましたか?」

「いやなに、この数時間でこんなに仲良くなるとは思わなくてな、ふーむ」

(ま、まさかばれたのか!?)

(もしかしたらそうかも…)

俺達は汗をダラダラと流しながらアーランドさんの言葉を待った。

数秒後

「よし、決めた。カズト、カナよ。お前さんたち3年後に婚約を交わしなさい。」

なんと!願ってもない言葉が来たではないか!!!俺達にとってこれほど嬉しいことはない!

「ま、マジですか…」

隣にいるカナは口を開けたまま固まっている。かわいいな今畜生

「うむ、お前さんたちなら何かと気が合うみたいだしな、別に問題はないだろう?」

そうですけど!それを即座に決めるあなたに問題があるかと…あ、いや。問題はないのか・・・?

そんなことを考えてるとカナの意識が戻ってきた。

「お父様!そんな簡単に決めては・・・!!」

え?そこで反対しちゃう?俺結構傷つくんですけど…。

泣きそうな顔になるとカナが気付いて

「別にいやじゃないですけど…!父親としてはどうなんですか!?」

あ、よかった。ただ返しに困っただけか。

当然俺はニコニコしてしまう。ああ、カナと婚約かー…嬉しいなぁ。

感傷に浸っているとアーランドさんが口を開ける。

「まあ、そういうことだ!いいだろうか?」

「ええ、俺はまったく問題ありません。むしろ感激です。」

「わ、私もカズト君となら…」

ちくしょうこの世界は俺の思い通りに動いてるのかと錯覚してしまうではないか!

「おお!そうかそうか!私も嬉しいぞ!だがいいか2人とも、この婚約のことは決して他言してはいけない。誰にもばれてはいけないぞ?分かったか?」

なにか理由があるのかな・・・?

「わかりました。約束します。」

「わ、私も約束します!」

「うむ!これから娘をよろしく頼むぞ義息よ!」

「はい、よろしくお願いしますお義父さん。」

そして俺とカナは寮に向かって歩いていった。

次回は寮生と顔合わせです。

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