#5
#5,〝お姫さま(※意味不明)〟!
ホカホカホカ……お風呂でよ~く温まり、全身ほんのりピンク色に染まったアミちゃん。
それを見て、あたしはまた思わず声を上げてしまう。
「あはぁぁぁぁっっ❤ イイネ! かわイイネ! やっぱり小っちゃい子のお肌って、ツルテカもっちもち❤ で、さいこ~ダネ!」
いいな~❤ あたしもこんなかわいい子ども欲しいな~❤ ……エロいことしか考えない男となんか、絶対結婚なんてしたくないけど――って! そんなこと考えてる場合じゃなかった! 早くお洋服着せてあげなきゃ、アミちゃんが風邪ひいちゃう!!
そう思ったあたしは、自分がパンツ一丁なことも気にせず、すぐさま押し入れに突入する。
「た・し・か、この辺にあったはず……と! あった! これだ!」
ズボッ! と奥底から取り出したのは、【リタ子ども服】とマジックで、デカデカ、と書かれた大きな段ボールだった。――そう。これはあたしが独り暮らしをすることになった際、小さい頃に着ていた服なんて特に必要はなかったのだけれど……何となく〝かわいい〟から、という理由でお母さんにもらって、ずっととっておいたものだった。
今でも防虫剤はちゃんと入れ替えてるし、たまに洗ったりしてるから……うん! 超・きれい! これならアミちゃんに着せても大丈夫だよね! そう思い、さっそくあたしはそこから一式を適当に選んで取り出し、アミちゃんに着せてみ――
「――かぁぁぁわいいぃぃぃぃ~~~~~~❤❤❤❤❤」
ライトブルーのフリル付きワンピース上に、ネコちゃんの顔マーク入り茶色のトップス! 僅かそれだけでもはや〝お姫さま(※意味不明)〟である! あたしはまた、思わず叫んだ。……自分で言うのもアレではあるけど、いい近所迷惑である。
いい加減にしろ! ――と、その時だった突然アミちゃんが声を上げた。
「さっきから黙っていれば……いったい何なのだこの服は! 私の服はどこへやった!!」
「え? あ、ご、ごめんね? 独りで騒いじゃって……服なら汚れてたから、洗濯機に――」
――ガツン! ガラゴロ! ゴロロロロ! ……バチバチィ!!
……おやぁ???
ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪