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＃３８

　＃３８，くれぐれもツッコミ禁止！　良いお話でしょ！？！

「〝離れ離れ〟に……あの、えっと…………」

　……すみません。呟き、二創さんはあたしの肩から手を離した。

「……ご無理を言っているのは百も承知です。ですが、この子たちは今まで、食べる時も、お風呂に入る時も、寝る時も……とにかくずっといっしょに暮してきたんです！　言うなれば、〝家族〟も同然の存在同士！　……そんな子たちを引き離すのは、あまりにもかわいそうだと思いませんか……？　だから――お願いします！　経済的負担は全て、私が加盟するボランティア団体に集められた募金で賄われます！　だから……だから……!!」

「……!!」

　……。

「……分かりました」

「――え？」

　驚いたような顔をする二創さんに、あたしは笑顔で答えた。

「この子たちの面倒は、あたし……私が見ます！　だって、二創さんの言うとおり、〝家族〟を引き離すだなんて……あまりにもヒドイことだもの！　だから、私が見ます！　任せてください！」

「……ほ、本当に……よろしいんですか？？？」

　どうやら、まさか本当にあたしが、受け入れる、と言うとは思っていなかったらしい。……ううん。というよりも、あたしに頼むこと自体、二創さんの中では九割方、ダメなんだろうな、と諦めたことだったのだろう。だから、二創さんはこのように聞き返してきたのである。

　あたしはそれを安心させるために、というわけではないけれど、揺るがない〝決意〟をそのまま、二創さんに向かってはっきりと言い放った。

「女に二言はありません！　この子たちの面倒は私が見ます！　どんとこい！　です！」

「森口さん……ありがとう……本当にありがとうござます！！！」

　ロリ☆　ショタ☆　みにミニあーみ～♪