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#32

 #32,意外と!




「な……なんという大きさでありますか。このワンちゃんのガンくんとやら、ポテンよりも大きいであります……」

 ――何やら丸い物が四つ取り付けられた、ギラギラ、した四角い箱が置いてある建物の中。

 箱の隣にあった大きな檻の中にいたのは、白と、そして青っぽい灰色の毛並みの、大きな犬だった。

 ガンくんはアミたちが近くにきても、ピクリ、と耳を動かしただけで、寝たまま全く動こうとはしない。それを見てアミは、眠たいのかな……? なんて思ったのだけれど、どうやら違ったようだ。――とは、そんなアミたちの所に静かに近づいてきた、ロタが説明した。

「……ガンくんはね、もうすっごく歳をとってるおじいちゃんなんだ。だから最近はお散歩もあんまり行かなくなったし、誰かが近づいてきてもずっと寝てるの。……一応、おやつをあげたりするとゆっくりだけど起き上がるんだけどね?」

「……なるほど、つまりは〝歴戦の老兵〟ということか……」

 歴戦の? アミが聞くと、サーチは、うむ、と頷いて答えた。

「つまりは、長い年月。このガンくんはその目で様々な時の流れを見てきた、ということだ。だから俺たちのような者が近づいても驚くようなことはないし、騒ぐ必要もないためにただ寝ている……ふっ、この姿を見ていると、捕まってあんなにも騒いでいた先ほどまでの俺たちがバカらしく思えてくるな……」

「なるほど、確かに……」

 ……これが〝貫禄〟とかいうものか……関心せずにはいられない。その圧倒的な存在感に、アミは思わず敬礼の形をとってしまっていた。

「……ところで、総督代理? ガンくんはいったい何歳でありますのでしょうか? 老兵ということは、相当に歳を重ねていらっしゃるのでありましょう?」

 ……いつの間にかロタが総督代理に……は、どうでもいいとして、確かにそれはアミにも気になった。いったい、ガンくんは何歳……

「え? う~んと、確か……〝十七歳〟くらいだったかな?」




 ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪





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