#15
#15,これは命令です!
「――ラブリー小学生げっとぉおおおおおっっっ❤❤❤❤❤」
――と叫んで、どこからともなく現れた、ポテンちゃん、とかいう女子小学生に抱きついてからおよそ五分……なぜかは分からないけれど、すんすん、泣き始めてしまったポテンちゃんを慰めるために、あたしは急いで料理を用意した。
「ご……ごめんね、ポテンちゃん? いきなり抱きついちゃったから、びっくりしちゃったのかな? ――ほ、ほら! おいしいゴハン作ったから、いっしょに食べよ? ……ね?」
「ひっく……たいちょ~……もうしわけ、ないでありましゅ……ポテンが、ポテンがもっと大きければ……」
……あ~……ダメだ、聞いてない。――てゆーか、ホントこの子たちはどこから現れたのだろう? まさか〝妖精〟とか……なわけないよね、さすがに……じゃあ、えっと……???
と、その時だった。アミちゃんの大声で起きてしまったサーチくんが、ポテンちゃんの背中を優しくなでた。
「泣くな、ポテン……全ては俺たちの力不足が原因だ。〝平和〟を得るためには、時には俺たちのような犠牲も必要となってくるのだ。……分かるな?」
「う~……だんちょ~……わかった、であります……かくごを、きめるであります……」
うむ、とそれを確認して頷いたサーチくんは、それから静かにあたしに話した。
「……リタお姉ちゃんとやら。もはや我々の覚悟はできている。……内容にもよるが、捕虜として、我々にできることなら何でもやろう。だから命だけは見逃してはもらえないだろうか?」
「へ? いのち……??? えと……う、うん? 分かったよ……???」
……なんかよく分からないけど、たぶん軍人さんごっこをやっているらしい。あたしはとりあえずそれに合わせるように、本題のゴハンを三人に渡した。
「じゃあ……はい! これは命令です! みんなでゴハンを食べましょう~❤」
命令なら仕方がない……そう呟いて、三人はあたしが作ったゴハン。じょせまんまを食べた。
ロリ☆ ショタ☆ みにミニあーみ~♪