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第3章-第32話 としせっけい

お読み頂きましてありがとうございます。


昨日は投稿できなくて申し訳ありませんでした。

休日ストックに余裕が出るまで、こんな状況が続きそうです。

 翌日は、いまさらながらの都市設計だ。それも温泉と川を中心に据えた都市設計だ。あと2箇所の温泉の掘削は、それぞれ建物ができてからになる。南部寄りの温泉は湧き出る量も多く温度が高く成分が濃いため、疲労回復には最適なため、体育館を設置して騎士団に利用してもらう。


 もう1箇所の北西部にある温泉は、一般市民に開放する温浴施設にする予定だ。また、近くに都市に流れ込む川があるため、その近くには、上水道のろ過装置を設置するつもりだ。


 ニホンから移築する建物には、配管が必要だし、都市の住居で蛇口を開ければ水が出るようにするつもりだ。配管は、もちろんニホン製だが、将来こちらの鍛冶職に作ってもらう必要がある。


 本来なら塩素処理をしたりしなくては、いけないところだが、この世界の住人は、誰でも生活魔法で最低限飲み水を確保できるから、生活用水として利用してもらうことになる。


 また、もう1つ北部から流れ込む川は、南部に流れ出しており、北西部の川も小学校より南東部で合流する。


 門は、西門と東門があり、それぞれの道の先に、国境付近から岩石で作った道路に繋がっている。また、南門は、騎士団のある体育館付近にあり、有事の際のみ開けられることになる。ちなみに北門は、戦略上他国から攻められた場合のために作られていない。


 小学校から北寄りに住居、上水道を敷き詰めるあたりが高級住宅街、その他が一般住宅街となると思われる。


 西門から小学校に掛けてと小学校から東門にかけてに大きな道を作成する。その道の左右には、市場がある。また、小学校の一角には、各種ギルド、そして貴族お抱えの商人の店舗がある。一般の商店は小学校から南寄りに作られていく。


 門は、表面がオリハルコンで内部がミスリル、更に鋼鉄で出来た三層構造の門をスミス金属に発注済みだ。これならば、力押しで門を開けられることも少ないだろうし、魔物が来ても大丈夫だ。もちろん、閂もオリハルコン製だ。


 おおまかな設計はこんなところだ


・・・・・・・


「ミンツ、どうだ騎士団にどれくらいの応募があったか?」


「100名の募集のところ、105名の応募がありました。しかし・・・。」


「しかし、なんだ?」


「なぜか、応募規定ギリギリの冒険者Cランクの応募者が大半でそれの殆どが貴族の3男や4男以上が多いのです。」


 通常、貴族の騎士団には、Bランクで見習いから、Aランクはスカウトされるのだが、今回の募集は広く集めるために冒険者ランクがCランク以上であることを条件に募集をかけたのだが、なにやらきな臭い感じがする。


「うーん、では、リーダー候補生を50名と騎士見習いを100名募集してくれ、募集条件はBランク以上とDランク以上だ。給与は1.5倍と半分を提示してくれ。来週、面接を行う。」


 もし談合や冒険者ランクに水増しがあっても、真剣に俺の騎士団に入りたい奴は、見習いでも応募してくるだろうし、実力がある奴もリーダー候補生として、応募してくるだろう。面接場所は、右軍の駐屯地の訓練所を借りてある。


 フォリー大尉もアルム少尉も面接に加わってくれるので、ある程度は安心だ。


「商売のほうは、どうだ?」


「はい、となりの100Gショップに置いてある付け睫は、凄く売れていますが、化粧品とカラーコンタクトは、なかなか売れないです。」


「ちゃんと、使用前と使用後を見せているのか?」


「いえ、あの、その、恥ずかしくて・・・。」


「モノを売るときは解かりやすさも大事な要素だぞ。片眼だけ付けて、片眼だけ外すのはどうだ。物凄く解かりやすいと思うぞ。」


「はい。やってみます。片側を化粧して、もう片側をスッピンですね。」


「恥かしければ、途中で席を立って、半分だけ化粧を落とせばいい。」


「ほかになにかわからないことは、あるか?」


「いいえ、解からないところがあれば、スカイペで幸子さんに教えてもらってますから、大丈夫です。」


「幸子が・・・。嫌な顔をしないか?」


「しぶしぶですが教えてくれます。私の師匠ですから・・・。」


 まあ、幸子も自分の娘と大差ない年齢のミンツにいつまでも文句を言うのは、大人気ないと気づいたのだろう。それに、自分の娘よりも敬ってくれるミンツにそこまで、悪感情を持ち続けられなかったに違いない。


・・・・・・・


「ああ、そうだな。わかった。準備しておこう。」


 俺は、セイヤに辺境伯騎士団の結成後、右軍や左軍との合同演習を提案したのだ。基本的に騎士団の仕事は商業都市や近くの村々での警備業務が主だが、いつあるか解からない戦争に備えてある程度、使えるようにしておく必要があるのだ。


「静香さんは、どうしてるか聞いているか?」


「教えている人間によると、抜群の吸収力だそうだ。しかも、朝、晩には、王宮の魔術師に魔法の手ほどきまで受けているらしいぞ。」


 『代筆』は、レベル1・2が『魔術師』のレベル1に相当するらしい。最終的には、『魔術師』レベル3まで使えるようになるという。今は無理だが、そのうち、ツトムも連れて、レベリングに行く必要がありそうだな。


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