表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

彼女の目

作者: 梅酒の梅子

初めて投稿させていただきました。読んで下さった方は何かアドバイスをくださるととても嬉しいです。それではどうぞ。



 ガラッ


忘れ物を取りに来た俺。


ドアの音に反応してゆっくり振り向いた一人の少女。




放課後の教室で彼女は一人窓の外を眺めていたようだ。



その目で俺を見る。



「なぁ西園寺…」


「…」


「どーしてお前はいつもそんな目をしてるんだ?」


「…そんな目って?」


「いや、その…何もかもを見透かしたような目?」


「なーにそれ?私、何もかも見透かしてなんかないわ」


「いや…なんつーか、あれだよ…あぁ!!!何て言えばいいんだ!!!??」


「クスッ…変な人」




ほんの少し笑って彼女は行ってしまった。

真冬だというのに上着も着ずにマフラーだけして。







彼女は本当に不思議な奴だと思う。







彼女はなかなか顔の表情をかえない。


大声で笑っている所を見たことがない。


泣いている所を見たことがない。


友達と楽しそうに話している所さえ見たことがない。






彼女は今幸せなんだろうか?


彼女は今何を思って生きているのだろうか?










…何で俺はこんなにも彼女のコトを思っているのだろう?










次の日の放課後も彼女は一人、窓の外を眺めていた。






「あら、また忘れ物?」


「いや違うよ」


「そう」


「なぁ…西園寺」


「何?」


「わかったよ、お前の目」


「…そう。それで、私の目はどんな目をしているの?」


「…俺を魅了する目をしている…」


「そう。」


「あぁ」


「だって、私の目は貴方しか映さないもの」




と言って彼女はまた小さく微笑んだ。


















ありがとうございました。応援メッセージやアドバイスを是非下さい。お願いします( ._.)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] どうも初めまして。春功といいます。私も物書きの端くれです。 行間の空け方は、良いですね。読みやすかったです。しかし、最後の空け方はもしかして文字埋め……(笑) 内容も良いと思いますよ。題名…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ