第11話:三年生
隣の大陸がまた攻めて来た。
今度は本格的な軍隊を連れて来て
海に近い国の殆どは制圧されていった。
その頃、組織では四翼の飛行機を売り出そうとしていた。
しかし、隣の大陸に渡る可能性が出てくるので、計画は中断
隣の大陸は空を飛ぶ機械などは無いとの噂で。
とある国のワイバーン部隊には手も足も出なかったという情報からまだ出さなくても良いという決断に至ったからだ。
組織は植民地から救出するという名目で植民地に攻め入り、占領して南にある大きな半島を入手した。
組織の力を使い半島に民主主義国家を作った。
日本の法律を基として法律を作り、建国させたのだ。
初代総理大臣はこの俺……ではなくゼロスという名前の方の俺である。
同じ人でも分ける。
これが「分人主義」という考え方だ。
周りの国は民主主義国家が出現した事に対して、「政治的に排除しないといけない」と思った様だ。
しかも武力行使に出たので返り討ちにして国の領土にした。
とある大国も危ないと思ったのか攻める気満々である。
大国は「一緒に民主主義国家を潰さないか?」と隣の大陸へ交渉中
敵が仲間になるというのは熱い展開だが、こっち側からすると結構面倒なだけだ。
忍術である『交換』を覚えた。
忍力という意味わからん力を使い自分の体と同じ大きさの物と位置を交換出来るという物である。
漫画とかでよくあるのかもしれない「忍者を斬ったと思ったら丸太だった」というヤツだ。
いらない。
空中空母の建造が終了した。
今は巨大な塔を作成している。
塔には兵器と空中空母の保管場所を作る予定との事
何で地下を掘らないのかという考えは放っておく。
スラムも変わったものだな……
部下は空中空母からの眺めを見て号泣していた。
そんなに頑張ったのか。
カメラで白黒写真を撮った。
白黒写真は俺がこの世界に産まれる前から存在していた。
性能としては結構良く、魔力とか色々使って焼き付ける方法なのでスピードも速い。
残念ながら色付きの写真はまだ出来ていない。
空中空母の存在は新聞に載り、一部の貴族は絶望した。
学園の空気はより、一層悪くなった。
元気なのは俺だけなので、「羨ましい」と言われた。
大国は三つ目の空中攻撃要塞を建造すると発表したので騒ぎは収まってきている。
俺の母国は組織のお陰で税収が増え空中攻撃要塞を建造できる様になった為、組織に建造を依頼した。
母国の貴族は二割ほど減っていた。
貴族や国民の中で「弱小貴族はいらないから消して、余った領地は組織に運営を任せれば全て良くなる」という思想による変化である。
大国は二十二個目の祭壇を建造し終えたとの発表
祭壇は祭壇魔術の発動に使用する物である。
組織はそれに対抗して祭壇を二個造る事を決めた。
余談だが、この大陸の裏世界は俺の手中にある。
後は表世界だ。
他の大陸は大国と一緒に民主主義国家を潰すと決めた。
軍が送られてくるまで後二週間
残り五日という所で学園祭が始まった。
出し物は演劇である。
緊張感は全く無い。
大国と隣の大陸が攻めて来た。
俺が産まれた国は組織側に付いた。
大国に属国から脱出する為に、だ。
裏から暗殺や物資の略奪などを行わせて勝利した。
大国は俺の母国と民主主義国家に金と土地を賠償として譲渡させ
組織と母国では植民地を全て奪い返し、土地を民主主義国家と母国に分けた。
母国が得た植民地の半分は組織に運営を任されたので組織はさらに発展した。
母国は大国となったが、傀儡国家への道を歩んでいる。
暗い雰囲気で闘技祭が始まった。
順位は四位
今回も俺が無双した。
しかし、まだ三年生なのでクラスメイトに足を引っ張られてこの順位
元大国の王女は俺の母国の王女と仲が悪くなった。
元大国の王女は俺を傘下にしようとしていたが、拒否した。
俺は永年中立である。
俺は両方の王女と仲が良いので王女の傘下からは睨まれている。
家を失った貴族が多くいて、そいつらは泣いていた。
家を失った貴族から使えそうな六年生は俺が組織に紹介した。
彼らは複雑な顔をしていた。
卒業後、組織の政治部や研究部に所属する予定の人が増えたので良いか。
俺は職の伝手があると言って集めて組織に紹介しただけだ。
この時点で大国に組織と伝手があるとか思われたらまずいので口止めもしておいた。
この世界にテレビが出来た。
もうすぐで一年が終わる。




